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2024年5月1日【アフター市場】

アストンマーティン・レジデンス・マイアミが公開

坂上 賢治

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成約済のホームオーナーの8人に1人が既にアストンマーティン車を所有

 

アストンマーティンは4月30日( 米・フロリダ州マイアミ発 )、フロリダのベイエリア屈指のスケールと魅力を備えた立地に同ブランド初の超高級不動産開発プロジェクト アストンマーティン・レジデンス・マイアミを設けた。

 

不動産デベロッパーのG&G Business Developmentsとのコラボレーションにより300 Biscayne Boulevard Wayに建設したアストンマーティン・レジデンス・マイアミの公開は、F1®Crypto.comマイアミ・グランプリの開催週に発表された。

 

 

誰もが憧れるマイアミのウォーターフロントを舞台に展開した同プロジェクトは、アストンマーティンによると超高級住宅の購入希望者の間で絶大な人気を博したという。

 

実際、総戸数391戸のコンドミニアムのうち99%が、完成前に成約済みとなった。成約にあたっては、自動車愛好家のみならず、アストンマーティン特有のデザイン哲学やブランドに魅力を感じる層も惹きつけ、居住者の50世帯以上がアストンマーティンオーナーとなっている。

 

その設えは、アストンマーティンのデザインチームとBodas Mian Anger (BMA)の世界的建築家ロドルフォ・ミアーニが共同で設計。コンドミニアムとアメニティスペースは船の帆を模した大胆な外観となっており、海辺の雰囲気を醸し出しながら、ビスケーン湾やマイアミ川、刻々と変化するダイナミックな街の景観が愉しめる趣向だ。

 

 

66階建てのプレミアムレジデンスは、ニューヨーク以南で最も高い建物

 

またアストンマーティン・レジデンス・マイアミは、エントランス・ロビーに足を踏み入れた瞬間にアストンマーティンのスポーツカーの精神や高揚感を感じられるようデザインされた。

 

施設には7戸のペントハウスが設けられており、その全てにプライベートプールと広大なテラスが備えられ、1ベッドルームから5ベッドルームまでの住宅やデュプレックスが幅広く用意される。

 

 

その中でも最高級のトリプレックス・ペントハウスは3フロアから成る豪華なコンドミニアムで、最上階に27,191平方フィート(約2,526平米)の居住スペースが用意された。入居者専用のヨットハーバーからは、光り輝くターコイズブルーのマイアミの海へ直接アクセスすることができる。

 

それらは英国を代表する同ブランドのデザインに息づくDNAと精緻なクラフトマンシップを象徴しており、洗練された共用スペース全体にも表れている。共用スペースは、アストンマーティンがウォリックシャー州ゲイドンに構える最新のデザインスタジオで丹念に設計された。

 

 

同ブランドのエグゼクティブ・バイスプレジデント(EVP)兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーであるマレク・ライヒマンは、「曲線的なガラスと鉄筋を使用した66階建てのアストンマーティン・レジデンスは、ニューヨーク市より南の地域で最も高い住宅用のビルです。

 

391戸の最高級コンドミニアムはマイアミ川が注ぐビスケーン湾を望む

 

外観デザインはアストンマーティンが誇るウルトラ・ラグジュアリー・ハイパフォーマンス・スポーツカーのドラマティックなラインへ敬意を示しています。アストンマーティンは伝統的なクラフトマンシップとデザインの美しさの融合に定評がありますが、私たちは期待を超える、合理的で、考え抜かれたデザインを追求しています。

 

 

常に限界を押し広げることこそが、デザインに対する私たちの理念です。挑戦し続け、決して満足しないことが大切なのです。そうした魅惑的なデザイン美学と、ウォーターフロント地区最後の空き区画に位置する最も理想的なロケーションを融合したウルトラ・ラグジュアリーなアストンマーティン・レジデンスは、表情豊かなマイアミのスカイラインを以前にも増して際立たせる存在となっています。

 

私たちは、世界中で開発が進む高級住宅のデザインをこのプロジェクトが新たな次元に引き上げたと考えています。また当社のデザインに関する知識とクラフトマンシップをこのような大規模なプロジェクトに役立てることができたことに満足しています。

 

こうした挑戦を通して、アストンマーティンはクリエイティブな経験や知識をさらに積み上げ、ウルトラ・ラグジュアリーな世界の新たな側面を切り拓き 既存と新規両方のお客様へアピールすることができるでしょう。

 

 

ブランド初の住宅プロジェクトは、完成前にコンドミニアムの99%が成約

 

そもそも私たちのデザイン言語は、美しさと誠実さと、そして調達する資材の信頼性に基づいています。アストンマーティン・レジデンス・マイアミは、極上の品質とクラフトマンシップを重んじる人のために、時代を超えても色褪せない感覚を大切にするお客様のために設計しました。

 

ブランド初の住宅開発プロジェクトとなりますが、アストンマーティンの真髄と言える内観となっています。入居者の皆様をご新居へお迎えして、この感覚をご自身で体験していただけることを嬉しく思っています」と期待を募らせるコメントを残している。

 

次いでG&G Business Developmentsの最高経営責任者(CEO)ジャーマン・コトー氏は、「本日この重要なマイルストーンを達成し、自然環境を保護・尊重しながら人々の生活の向上に貢献し マイアミの街にプラスの効果をもたらすこのプロジェクトを完遂できたことを、家族と共に誇りに思います。

 

 

私たちの卓越性を追い求める情熱と美しさへの愛は、マイアミのスカイラインを新たに彩るアストンマーティン・レジデンスに完璧に反映されています。」と語った。

 

入居者はアストンマーティンのデザインチームによるサポートが受けられる

 

加えてBMAのプリンシパル・パートナーであるロドルフォ・ミアーニ氏は、「このプロジェクトの構想が始まって以来、全てが次々と形になっていく様子は華麗でした。

 

アストンマーティンおよびG&Gチームと共に取り組む中で、我々のビジョンは進化を遂げ、マイアミの美しさを際立たせる建築としての最高傑作を生みだしました。

 

 

建築の世界と自動車産業の今回のコラボレーションは、デザインと細部へのこだわりの崇高な融合を建物の随所に反映することを実現した理想的な協力体制でした」と述べている。

 

最後に今回のアストンマーティン初の住宅用不動産開発プロジェクトの完成に続き、同ブランドは住宅用不動産開発の最新のデザインプロジェクトを世界各地で展開し続けている。例えばニューヨーク州ラインベックの個人邸宅シルヴァン・ロックや、アストンマーティンがアジアで初めて手掛けるデザインホームの№ 001 Minami Aoyamaなどもある。

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。