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2023年8月4日【アフター市場】

NECF、電動キックスクーター向け保険の申込受付開始

坂上 賢治

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NECファシリティーズ( NECF )は8月4日、Webサイトを窓口に個人で加入できる「電動キックスクーター向けバイク保険」の申込受付を( 8月1日から )開始した。

 

電動キックスクーター( または電動キックボード )とは、先の2023年7月1日に改正道路交通法施行に伴って、一定条件を満たした特定小型原動機付自転車を指すもの。16歳以上であれば運転免許証が無くても公道を走行できる軽車両だ。

 

しかし、このような特定小型原動機付自転車の普及が広がった際の交通事故の増加も併せて懸念されている。特に万が一、任意保険に加入することなく事故が発生した場合、自賠責保険だけでは、被害者に対して十分な補償がなされない可能性がある。

 

そこでNECファシリティーズは、予てより電動キックスクーターのシェアリング事業者、レンタル事業者向けの保険を開発・提供してきた経験から、早急に個人向け任意保険の申込・受付体制を整備した。

 

同任意保険は、先の車両基準に該当する電動キックスクーターなどを対象に、三井ダイレクト損害保険を引受保険会社に当該車両に係る利用対象者の賠償・傷害リスクをカバーする。保険加入を希望する当該車両の購入者は、種類・メーカーを問わず、Webからの申込手続きを経て最短の場合、翌日から補償を受けることが出来る。

 

具体的な申込手順は、車体を特定できる車台番号、登録番号( ナンバープレート情報 )を用意すれば最短30分程度で手続きが完了する。また補償内容は、対人賠償・対物賠償:無制限のみのプランと、対人賠償・対物賠償:無制限に搭乗者傷害200万円を加えたプランの2つがある。

 

更に同社は、NECグループ内外の企業・従業員向けに製作・提供する「交通事故防止ソリューション( 交通事故防止の意識・行動変革を喚起する自学自習教材動画をYouTubeで限定公開したもの )」などを介して、当該車両に係る利用情報も保険契約者へ提供もしていく予定としている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。