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2018年10月4日【アフター市場】

パイオニア、業務機能を一元管理できる新B.PROカーナビ発売

坂上 賢治

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業務をサポートするさまざまな情報を地図上にオーバーレイ表示する新機能を搭載

 パイオニア株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役 兼 社長執行役員 :森谷 浩一)は10月4日、業務機能などを一元管理できる業務用カーナビゲーション「B.PROカーナビ」の新商品2モデルを発売した。(坂上 賢治)

 近年、業務車両の運行効率化や安心・安全な運行の推進を目的に、車両運行に関わるシステムやクラウドサービスを導入する企業が増えている。

そうしたなか同社の「B.PROカーナビ」は、スマートフォンやタブレットのように必要なアプリケーションを追加して任意の業務機能を追加できる機能を搭載。さらに接続した外部機器の操作も行えるなど、法人利用車が必要とする業務機能や車載機器を一元管理することができる。

 今回発売した新商品は、業務をサポートするべく情報をポリゴンやポリライン、オリジナルアイコンで地図上に表示する「オーバーレイ表示機能」を新たに搭載した。

その他にも危険挙動警告機能への「バック速度超過警告」の追加や、一時停止案内アイコンおよびBluetooth®設定画面の多言語表示対応等、業務に関わる幅広いニーズに応える新機能を搭載している。

製品の主な特長は以下の通り
(1) アプリケーションを追加できるプラットフォームを採用
お客様が開発したアプリケーションを本機へ追加できるほか、本機に内蔵している高性能カーナビアプリケーションと連携させることも可能。
シリアルポートやUSB、SDメモリーカード、専用通信モジュール、Bluetoothによる追加アプリケーションへのアクセスが可能。

(2) 外部機器からB.PROカーナビの操作や情報のやり取りが可能
業務用のシリアルポート(D-SUB9ピン)、Bluetooth(SPP)での外部機器とのシリアル接続に対応。
さまざまな機器と接続することで、外部機器から本機へ指示(シリアルコマンド)を送ってB.PROカーナビを遠隔操作することや、B.PROカーナビから情報を入手することができる。

(3) 「オーバーレイ表示機能」を搭載 <新機能>
保有データを、ポリゴンやポリライン、オリジナルアイコンとしてカーナビの地図上に重ねて表示することができる。業務に必要な位置に関わる情報を、地図上に分かりやすく表示して誘導や安全運転支援を行えるほか、エリアごとの需要予測を表示したり、移動時に回避させたいエリアや大型施設への進入経路の表示、業務に関わる施設の地点表示など、お客様の用途に応じた使い方が可能。

(4) 「バック速度超過警告」機能を搭載 <新機能>
従来の危険挙動警告(急加速・急減速・急ハンドル・速度超過)に加え、バック時の速度超過警告にも新たに対応した。

(5) 一時停止案内アイコンとBluetooth設定画面の多言語表示対応 <新機能>
一時停止案内アイコンとBluetooth設定画面の多言語表示に対応した。また日本語のほか、英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、タイ語に切り替えられる。※一時停止案内アイコンはタイ語表示には対応していない。

(6) 車内環境に配慮した信頼性の高い車載設計
豊富な車載機器の開発ノウハウを活かした耐熱、耐湿、耐振動設計。

(7) クラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」に対応
車両の動態管理やメッセージによる業務指示、運行コースの送信・進捗管理のほか、危険運転の把握や自動日報作成など高度な運行管理・支援を行える当社のクラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」に対応した。

主な仕様
型番 :AVIC-BZ500 III AVIC-BX500 III
形状:タイプ メインユニットタイプ オンダッシュタイプ
モニター部
画面サイズ :7型ワイドVGA
画素数 :1,209,600画素(水平840×垂直480×3(RGB))
方式 :TFTアクティブマトリクス方式
バックライト :LED光源
タッチパネル :静電容量方式
USB部:
USBクラス :マスストレージクラス
最大供給電流 :1.5 A(type-A)
最大メモリ容量 :16 GB
ファイルシステム :FAT16/FAT32
SDメモリーカード部:
SPEED CLASS :Class2/4/6/10
フォーマット :Ver.3.0
最大メモリ容量 :512 GB(SDXC使用時)
ファイルシステム :FAT16/FAT32/exFAT(SDXC使用時)
Bluetooth部:
Bluetoothバージョン :Bluetooth4.1
出力(BR/EDR): 最大+4 dBm(Power Class2)
外部入力:
AUX入力 映像:1.0 Vpp±10 %(signal:White 100%)音声:2.0 Vrms以下
バックカメラ入力 :Vpp±10 %(signal:White 100%)
本体部
外形寸法 :178(W)×100(H)×165(D) mm 206(W)×109(H)×42(D) mm
重量 :2.2 kg 0.7 kg
電源電圧 :14.4 V(10.8~15.1 V使用可能) 14.4 V(10.8~30.0 V使用可能)
最大消費電流 :10 A 6 A
商品に関する問い合わせ先
業務TEL用カーソリューションコンタクトセンター TEL 0120-337-018(無料)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。