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2023年7月1日【アフター市場】

ポルシェ、ヒルトン東京お台場に150kW級の急速充電施設

坂上 賢治

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ポルシェジャパンは7月1日、ヒルトン東京お台場に最大150kW級出力CHAdeMO規格の急速充電器を備えた「ヒルトン東京お台場/ポルシェ ターボチャージングステーション」を開設する。

 

 

充電器は独ABB社と共同開発したもの。このヒルトン東京お台場の開設により「ポルシェ ターボチャージングステーション」は国内で10拠点18基の稼働となる。また利用はポルシェオーナーだけでなく、プレミアム チャージング アライアンスに加盟しているアウディ、フォルクスワーゲンのBEV(電気自動車)オーナーも24時間365日の利用が可能となる。

 

同社では、ポルシェ ターボチャージングステーションを2023年7月1日時点で都市部に10拠点18基、日本国内のポルシェセンターで同規格のポルシェターボチャージャーを52拠点48基の設置完了している。

 

 

ヒルトン東京お台場への充電器開設は、ヒルトンの環境活動への積極的な取り組みが背景となっており、またヒルトンの企業責任戦略「トラベル・ウィズ・パーパス」のひとつとして〝EV充電の設置〟項目が含まれていることも実現の原動力となった。

 

ポルシェジャパンによる電気自動車の充電ネットワークは、これに加えてホテルや温泉施設、レストラン、ゴルフ場などのレジャー施設などで長時間滞在に適した普通充電器(8kW)設備として「ポルシェデスティネーションチャージングステーション」も独自に展開中で、こちらは日本国内で計96拠点191基を設置している。

 

ヒルトン東京お台場への設備についてポルシェジャパン社長のフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ氏は、「日本国内の公共充電ネットワークの整備に沿って、ポルシェジャパンも全国のポルシェ正規販売店の協力のもと150kW級出力の急速充電器の設置を積極的に推し進めています。

 

 

今回のヒルトン東京お台場へのポルシェ ターボチャージングステーションの開設のみならず、私たちは今後もパートナーと共に急速充電インフラの拡大を先導します。

 

この価値あるコラボレーションは環境問題に対する意識を高め、持続可能な旅行と快適なライフスタイルの実現に寄与します。

 

 

お客様が電気自動車の運転を楽しみながら、充電時間の短縮、よりアクセスしやすい場所での充電による利便性の向上を体験していただきたく考えています」と話している。

 

ヒルトン東京お台場ポルシェ ターボチャージングステーション
所在地:東京都港区台場1-9-1 ヒルトン東京お台場 地下駐車場内
充電器数:ポルシェターボチャージャー2基
利用時間: 24時間 365日(※施設点検日を除く)
対象車種:ポルシェ、アウディ、フォルクスワーゲン 各電気自動車
利用特典:ホテル利用時、駐車料金が2時間無料
※ポルシェオーナー限定の特典 ※利用の旨をフロントで伝える必要あり

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。