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2024年4月9日【ESG】

ホンダのビーチクリーン活動に「さかなクン」が参加

坂上 賢治

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本田技研工業は4月9日、「一般社団法人SD BlueEarth・青い地球を育む会」のキャプテンを務める〝さかなクン( 宮澤正之氏 )〟を、砂浜の清掃活動「Hondaビーチクリーン活動」の応援団長として迎え、環境問題を次世代と共に学び、“環境を大切にする心”を育むための活動を強化する。

 

さかなクンの環境団体:一般社団法人SD BlueEarth・青い地球を育む会とは
国⽴⼤学法⼈東京海洋⼤学名誉博⼠・客員教授であるさかなクンがキャプテンを務める環境団体。さかなクンをモチーフにした環境推進キャラクター「すすめ!さかなクン」を通じて、自治体や企業と取り組む「プラギョミ0(ゼロ)プロジェクト」をはじめとし、海洋環境、生物、気候変動、食育など SDGsに関するセミナー、ワークショップを実施している。

 

 

<SDGs推進キャラクターのすすめ!さかなクン

SDGs推進キャラクター「すすめ!さかなクン」の周りには、「ギョミ箱」に捨てられずに「野良ギョミ化」した愉快でちょっと悲しい「プラギョミさん」が登場し、環境問題をわかりやすく伝えるためにさまざまなストーリーを展開する情報コンテンツのキャラクターとなっている。

 

一般社団法人SD BlueEarth・青い地球を育む会 公式サイト:https://sdbe.or.jp/

 

一方で本田技研工業は、〝素足で歩ける砂浜を次世代へ〟というスローガンを掲げ、2006年から「Hondaビーチクリーン活動」に取り組んでいる。このビーチクリーン活動では、まず砂浜で目につく大きなゴミを手拾いした後に、ゴミと砂を分類する独自開発の「Hondaビーチクリーナー」を使用してゴミを回収。また子どもを対象にした環境授業も展開している。

 

そこで同社は、さかなクンを〝Hondaビーチクリーン活動の応援団長〟として、大分県大分市で開催するビーチクリーン活動を皮切りに幾つかの活動に参加し、ビーチクリーナーを活用した清掃活動を行う。

 

 

また併せて海洋ごみ問題や海の大切さなどを啓発するための環境授業を行う。この際、さかなクンならではの魚のイラストを用いた環境授業を通じて、次世代に対し環境問題について考える切っ掛けを提供する。

 

また同社は、ビーチクリーン活動を支えるべく、2人乗りの小型電動モビリティである「Honda Mobile Power Pack 4W-Vehicle Concept(モバイルパワーパックフォーダブルビークルコンセプト)」を、ビーチクリーナーの牽引車として試験導入。環境負荷の低減に関する検証を行う。

 

更に砂と細かいゴミをふるい分けるオリジナルツール「シャカシャカ」(さかなクン命名)を新たに導入し、これまでの機材では分別が難しかった細かな海洋プラスチックゴミの回収にも取り組んでいく。なおスケジュールや参加の問い合わせ先についてはHondaビーチクリーン活動公式サイトを参照されたい。

 

Hondaビーチクリーン活動公式サイト:
https://global.honda/jp/philanthropy/beach/sakanakun

 

Honda Mobile Power Pack 4W-Vehicle Conceptを試験導入
今回、Hondaビーチクリーナーの牽引車として、従来使用しているATV(all-terrain vehicle、全地形走行車)に加えて、新たに2人乗りの小型電動モビリティHonda Mobile Power Pack 4W-Vehicle Conceptも併せて試験導入する。

 

Honda Mobile Power Pack 4W-Vehicle Conceptは、2018年1月に米国で開催されたCES 2018で発表した着脱式可搬バッテリー「Honda Mobile Power Pack(モバイルパワーパック)」を搭載した小型電動モビリティ。今回、このモデルを実際のHondaビーチクリーン活動で使用することで、様々な砂地環境における走行性や将来の活用可能性を検証する。

 

 

砂と細かいゴミをふるい分けるツール「シャカシャカ」の開発
Hondaが独自開発した、砂と細かいゴミを効率よくふるい分けるツール「シャカシャカ」を今回新たに導入し、これまで分別が難しかった細かいゴミの回収に取り組む。シャカシャカは、砂とゴミを一緒にすくって振るだけで誰でも簡単に分別できることをコンセプトに開発しており、今後、Hondaビーチクリーン活動の中でフィードバックを受けながら進化させていく。

 

 

その他のHondaのビーチクリーン活動については以下の通り

 

活動を支える技術:Hondaビーチクリーナー群
Hondaビーチクリーナーは、Hondaが独自開発し、特許を取得した清掃用機材を、砂浜での走行に適したATVで牽引して清掃を行う、同社オリジナルのシステムで。1999年、HondaのATV技術者が市場調査の際に様々なゴミが散乱している砂浜を見て、“技術で海岸をきれいにしたい”と考えたのを切っ掛けに開発された。

 

・サンドレーキ:ゴミをかき集める熊手の役目
底部の多数のピンが砂を掘り起こし、中に埋もれたゴミを回収。重量は約30kg、ピンの長さは砂の中に生息する生き物への影響が少ない10cm。

 

 

・サンドスクリーン(通称「バタバタ」):砂とゴミを分けるふるいの役目
前部の鉄のバーが小さなゴミを砂とともに跳ね上げ、スクリーン(網)をバタバタと振動させて砂をふるい落とし、ゴミだけを回収する仕組み。重量は約70kg。砂浜への負荷を小さくするためシンプルで軽量な構造とした。

 

 

・ゴミ回収ステーション:ゴミを回収・分別
トレーラーの荷台にレール状のパイプを組んでゴミを回収。サンドレーキやサンドスクリーンで集めたゴミをここで回収し、スタッフの手で丁寧に分別。

 

 

・回転式スクリーン(通称「ぐるぐる」):砂とゴミを分けるふるいの役目
回転式ドラムの中にゴミ混じりの砂をスコップで投入し、ぐるぐる回すことで砂をふるい落としてゴミを回収。
サンドレーキやサンドスクリーンが使えない、砂が湿った波打ち際や海岸の隅でも使用可能。

 

 

同社では、このように、生態系に影響を及ぼすといわれる海洋プラスチックゴミの削減に向けて、さまざまな技術・知見を生かして活動に取り組んでいくと述べている。

 

Hondaビーチクリーン活動のその他の活動は以下の通り

 

大分県大分市の田ノ浦ビーチでは、Hondaの特例子会社であるホンダ太陽株式会社と協力し、車いすの使用者にも参加いただける活動を実施しています。同社はこうした活動を通じて、障がいの有無に関係なく、砂浜で移動する喜び、海辺の楽しさを共有し環境を大切にする心を育んでいる。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。