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2023年1月19日【アフター市場】

東京ガス、機械式駐車装置にEV充電サービス提供

坂上 賢治

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東京ガスは1月19日、東京ガス不動産の新築賃貸マンション〝ラティエラ横濱鶴見〟の機械式駐車装置に、EV充電サービス「EVrest(イーブイレスト)」を導入した。

 

 

東京ガスは、IHI扶桑エンジニアリング製の機械式駐車装置に、自社の小型のコンセント型充電設備を活用するEVrest導入が可能な事を確認。既に2022年9月30日からEV充電装置&サービス提供を開始していた。

 

提供を進める理由は、脱炭素社会の実現に向けEVの普及拡大が求められている中で、国内住宅市場の約4割を占める集合住宅でのEV充電設備拡充を目指しての事。

 

EVrestサービスイメージ

ラティエラ横濱鶴見の機械式駐車装置

 

特に機械式駐車装置の場合、充電器への配線設計を要する事や大型の充電器の設置が難しい等の課題から、一般的に平面駐車場よりも導入ハードルが高い状況にも着目した。

 

コンセント型充電設備の設置状況

EV充電の様子

 

なお同社では既にEVrestの導入事例を進めている。当該例は以下の通り。

 

既築マンション:平面駐車場へ8基設置(神奈川県川崎市)

 

新築マンション:平面駐車場へ2基設置(東京ガス不動産 ラティエラ武蔵小杉)

 

東京ガスでは「IHI扶桑エンジニアリング製機械式駐車装置のEVrest導入第一号物件として、ラティエラ横濱鶴見の居住者専用の機械式駐車装置に充電設備を2基設置します。

 

本マンションのEVユーザーは自宅の駐車場で充電が可能となり、充電のための車の移動や順番待ちの煩わしさがありません。また、スマートフォンアプリを通じた充電指示等、利便性の高い充電環境が実現されます」と話している。

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。