NEXT MOBILITY

MENU

2018年11月29日【エレクトロニクス器機】

AGC、5G向け合成石英ガラスアンテナを開発

NEXT MOBILITY編集部

画像提供:AGC

 

 

AGCは、伝送損失が低く、透明な、5G(※1)向け合成石英ガラスアンテナを開発した。今後、車載用や室内外用アンテナ等での実用化に向けた研究開発を進め、2019年からサンプル提供を開始する。

今回開発された合成石英ガラスアンテナでは、28GHz帯向けとしてAGCが開発したアンテナ設計技術を、当社の合成石英ガラスAQに適用し、超低伝送損失(※2)特性を実現。また、独自の微細加工を行うことによりアンテナパターンの透明化に成功した。

 

視認エリアへ設置しても美観や景観を損なわず、視界の遮りを極力抑えることができることから、車載用や室内外用といった分野において最適なアンテナとなるとしている。

 

AGCグループでは、長期経営戦略「2025年のありたい姿」で、モビリティおよびエレクトロニクス事業を戦略事業と位置付け、中でも、5Gの実用化を大きな事業機会と捉えていると云う。

 

そのため、コネクテッドカー向けオンガラスアンテナや既存窓を基地局化できるガラスアンテナの開発、プリント基板用材料フッ素樹脂の生産増強、米国企業のプリント基板材料リジッドCCL(銅張積層板)事業部門の買収などを行ってきた。

 

AGCグループは、今後も長年培ったガラス・電子・化学品・セラミックスの技術を複合化させ、次世代高速通信技術事業を積極的に拡大していくとしている。

 

※1:第5世代移動通信システム。「高速大容量」「超高速信頼性・低遅延」「超大量接続」が要求特性。

※2:通信線路上に流れる電気信号の劣化度合いが極めて低いこと。

CLOSE

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。