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2019年1月24日【エレクトロニクス器機】

ジェイテクト、レアアース使用を抑えた高出力モータ開発

NEXT MOBILITY編集部

 

 

ジェイテクトは、1月24日、ネオジムとジスプロシウムという調達リスクやコストが高いレアアース中の重希土類を使用せず、独自の技術で製造工程を簡略化し、製品性能を向上させたIPMモータ(埋込磁石型モータ)を開発したことを発表した。

 

 

近年、EVやPHVなどのパワートレインから、パワーステアリングやオイルポンプ、ワイパーやパワーウインドウなど、自動車部品の多くに使われている電動モーター。

 

その種類には大きく分けて、ロータの表面に磁石を張り合わせた形状をもつSPMモータ(表面磁石型モータ)と、ロータの内部に磁石を埋め込んだ構造をもつIPMモータ(埋込磁石型モータ)がある。

 

中でも、焼結磁石を使用するSPMモータは、ボンド磁石を使用するIPMモータに比べ、高出力を出せ耐熱性にも優れるため、電動オイルポンプや駆動モータなどに使用されることが多い。

 

一方、IPMモータは、使用するボンド磁石の特性上、出力が高くなく、トルク変動が大きく耐熱性能の面にも課題があるため、ワイパーやパワーウィンドウなど、低負荷な環境で使用されることが多い。

 

 

ところが、SPMモータに使用するネオジムとジスプロシウムは、17種類あるレアアースの中でも世界的に希少で分布が偏在している重希土類だ。自動車部品だけでなく、様々な産業への活用が期待されている材料だが、現在これらは主に中国での生産が主となっており、安定調達とコストの面で課題がある。

 

対するIPMモーターに使うボンド磁石は、使う原料(後述)が安価で調達が容易な点がメリットだ。

 

 

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松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。