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2018年9月5日【自動車部品】

ジェイテクト、プラネタリギヤ用超長寿命軸受を開発

NEXT MOBILITY編集部

 

ジェイテクトは、自動車のオートマチックトランスミッション(Step式 AT、CVT、HV)内のプラネタリギヤユニットに使用されるニードルローラーベアリング(針状ころ軸受、NRB)の新商品、「プラネタリギヤ用超長寿命軸受」を開発した。

ジェイテクト・ロゴ

開発品は、特殊な熱処理を施し、標準品比で2倍以上の長寿命化を実現した製品(2017年10月31日発表)をさらに改良。

 

長寿命シャフトのころ転走部に表面改質処理を施すことで、標準品比で5倍の超長寿命化を実現したと云う。

 

超長寿命軸受では、軸受同一寿命条件において、標準品比で最大40%の小型化が可能(*1)となり、さらなるプラネタリギヤユニットの小型化、そして、トランスミッションの軽量化による効率向上にも貢献。

 

ジェイテクトは、軸受事業のブランド「Koyo」に新たにタグライン「Key of your operation」を設定し、自動車メーカーをはじめ、あらゆる産業に貢献していくとしている。

 

*1:計算事例

 

プラネタリギヤユニットの構造図

プラネタリギヤユニットの構造図

 

 

[開発品の特長]

 

(1)超長寿命化

 

ジェイテクト新開発の複合熱処理と表面改質処理の相乗効果により、ころ転走部の耐久性を更に向上(図3)させたシャフトと、特殊熱処理を施した針状ころとの組合せによりプラネタリギヤ用軸受として標準品比5倍の超長寿命化を実現。

 

(2)軸受の小型化

 

超長寿命軸受は、軸受同一寿命条件において標準品比最大40%の小型化(図4)が可能。

 

 

(3)ピン固定およびかしめ固定のいずれの固定方法にも対応可能な長寿命、超長寿命製品のラインアップが完成。

 

 

図3【開発品の構造図】

図3【開発品の構造図】

図4【小型化イメージ】

図4【小型化イメージ】

図5【製品ラインアップ】

図5【製品ラインアップ】

 

 

[販売計画]

 

量産開始予定:2021年
販売目標:2.3億円/年
販売先:国内外の自動車メーカー、変速機メーカー

 

[製造工場]

 

東京工場

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松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。