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2022年12月21日【ケミカル】

昭和電工、LIB用導電助剤の生産能力を3割増へ

坂上 賢治

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昭和電工・HP

 

昭和電工 ( 本社:東京都港区、社長:髙橋 秀仁 )は12月21日、リチウムイオン電池(LIB)向け正負極用導電助剤「VGCF(気相法炭素繊維)」の生産能力を増強することを決めた。

VGCF

 

その理由は、需要拡大が続くLIB市場で特に電動車用LIBの需要が急速に拡大している事にある。そんなLIBに欠かせないVGCFは欧州の自動車メーカー向けの需要が増大。同社はこの状況に応えて行く。

 

具体的な稼働開始時期は2023年10月としている。今回の能力増強により、川崎事業所の生産能力は年産300トンから33パーセント増の年産400トンになる。

 

ちなみにLIBは、充放電を繰り返す事で徐々にリチウムイオンの行き来が難しくなる性質があるため充電量が低下するなど性能の劣化がウイークポイントだ。そこで先の繊維状の正負極用導電助剤であるVGCFを使うとリチウムイオンの行き来が保たれ、電池の劣化を抑制する事が出来る。

 

VGCF

 

そんなVGCFは分散性が高い繊維であるから少量を添加すればLIBの高容量化・長寿命化を可能にする。併せてVGCFは熱伝導性も高い事から電極からの放熱を促進。LIBの熱マネジメントに貢献する。

 

つまりLIBにVGCFを使う事で電池の寿命が延び、ライフサイクル全体で最終的にCO2排出量の削減が期待出来るという。

 

昭和電工グループでは、「LIB材料に於いてVGCFの他、リチウムイオン電池用アルミラミネートフィルムSPALF(パウチ型LIB材として使う樹脂とアルミ箔をラミネートしたフィルム)、負極材用バインダーPolysol(正・負極活物質や集電板を結着させる接着剤)などの負極材を取り揃えています。

 

今後も、省エネルギーや環境への負荷低減に寄与する製品を提供することで、グローバル社会の持続可能な発展へ貢献します」と未来への抱負を述べている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。