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2020年7月22日【エレクトロニクス器機】

住友商事、米国産炭酸リチウムの販売代理店契約を締結

坂上 賢治

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 住友商事(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 CEO:兵頭誠之)は7月22日、US MAGNESIUM LLC(ユーエス・マグネシウム、本社:米国ユタ州、以下US MAG社)の製品である金属マグネシウムの製造工程で発生する残渣から抽出された炭酸リチウムの日本・韓国・中国向けの販売代理店契約を締結した。販売自体は2020年8月からを開始される予定となっている。

 

 

 今回、住友商事が販売する炭酸リチウムは、自動車のバッテリーやノートパソコンなどのモバイル電源として欠かせないリチウムイオン電池の原料だ。加えてハイブリッド車や電気自動車向けの需要拡大も見込まれている。また他にも耐熱ガラス用添加剤などの産業用途としても底堅い需要がある。しかし国内マーケットで必要の炭酸リチウムは、ほぼ全量を輸入に頼っているため、今後の長期的な炭酸リチウムの安定確保が重要となってきている。

 

US MAG社のソーラーポンド(写真手前)およびグレートソルト湖(写真奥)

 

 一方US MAG社は、世界最大級の金属マグネシウム製造・販売会社で、US MAG社の金属マグネシウム製造工程で発生する残渣にはリチウムが高濃度で含有されているため残渣を精製することで今後20年以上に渡って炭酸リチウムの製造・供給が可能。このようにUS MAG社の炭酸リチウムは、残渣を再利用して製造することから、環境負荷が低くコスト競争力が高いことが特徴だ。なお商業プラントは2020年6月に完工しており、7月から量産を開始している。

 

US MAG社の商業プラント(写真手前)および高濃度の塩化リチウムを含んだ残渣(写真奥)

 

 住友商事は、このUS MAG社と電極の取引で20年の関係を築いている。これを背景に住友商事は、年間約1万トンの炭酸リチウムの販売を予定。まずはリチウムイオン電池向けとセラミック、ガラス関連産業向けへの販売を目指す構えだ。

 

US MAG社の概要
会社名:US MAGNESIUM LLC(ユーエス・マグネシウム)
所在地:米国 ユタ州 ソルトレイクシティ
代表者:Ron Thayer
設立:1972年
主要製品:金属マグネシウム、塩素誘導体、その他塩化物
炭酸リチウム(2020年7月から商業生産開始)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域の取材活動を経て同社出版局へ。コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に環境&リサイクル紙、車両ケア&整備ビジネス専門誌等の創刊誌編集長を歴任。独立後は一般誌、Web媒体上でジャーナリスト活動を重ね30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。