NEXT MOBILITY

MENU

2018年7月2日【テクノロジー】

TEジャパン、EV・PHV充電システムのデモ機が話題【人くる2018】

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

デモ機に搭載されている「充電用インレット」は、一般に使用されるAC200Vまたは100V、さらには急速充電に対応する車載コネクタとして開発されたもので、世界各地域の規格に対応した製品をラインアップする。

 

 

これらは、それぞれ

 

・米国の自動車技術会による規格(SAEJ 1772;Type- 1)

・電気自動車用コネクタに関する国際標準(IEC62196-1 、IEC62196-2;Type-2)

・中国国家標準(GB20234.2;GB)

 

に準拠し、海外のカーメーカーに対し多くの採用実績を誇っている。

 

 

主な特徴は、まず、通電中の充電コネクタ抜けを防ぐコネクタロックデバイス(アクチュエータ)を搭載し、安全性を確保すると同時に、盗難防止対策にも貢献していること。

また、電源端子は指などの身体の一部と触れないように、端子の先端を樹脂で保護する構造となっている。

 

 

さらに、インレットからのケーブル引き出しを、コネクタ挿入角に対して90°(下方向)に設定することで、奥行きのない狭い場所でも設置が可能。

引き出し角度は左右方向に最大約60°のカスタマイズも可能で、取り付け部のレイアウト制約にも対応する等、数多くの独自技術が盛り込まれている。

 

 

 

ブースでは、他にもカーナビゲーションやオーディオ機器など情報通信機器をはじめ、次世代のコネクティッドカーや自動運転車にも対応する車載用高速通信コネクタも展示。

 

 

特に注目は、今後需要増が見込まれる車載Ethernet向け専用コネクタ「MATEnet」だ(写真下)。

 

 

100Mbps/1Gbps両用、またシールド線にも対応し、100BASET1 および1000BASET1 によるデータ伝送要件に準拠していることを確認済み。来たるべきコネクテッド カー アーキテクチャに最適な製品だといえる。

 

上記以外にも、同社ブースでは、各種センサ類やコネクタ等数多くの製品を出展。それらは、7月11日からの「人とくるまのテクノロジー展2018名古屋」でも展示される予定だ。

 

ぜひ会場で、同社の技術力の高さや製品の優位性等を、間近で体感して頂きたい。

 

 

*展示内容の詳細は右をクリック→TEジャパン展示会特設サイト

 

http://www.te.com/jpn-ja/about-te/events/car-tech-japan2018.html

1 2
CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。