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2018年4月24日【自動車素材】

帝人、中国と台湾に現地法人を設立。アジア事業強化へ注力

NEXT MOBILITY編集部

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帝人は、炭素繊維事業の顧客対応力強化の一環として、中国と台湾に、炭素繊維の市場開拓および販売を手掛ける現地法人、「テイジン・ カーボン・上海」と「テイジン・ カーボン・台湾」(共に日本名)を設立する。

帝人・ロゴ

中国、台湾、および東南アジア地域では、経済成長などに伴う嗜好の高級化によってスポーツ・レジャー向けの消費が伸びており、炭素繊維を使用したハイエンド用品の需要が拡大。

 

また、環境負荷低減やインフラ整備に向けた対策が進むにつれて、風力発電、土木補強、圧力容器といった一般産業用途における炭素繊維需要の急増が予想されていると云う。

 

こうした中、帝人は、2002年12月に上海、2014年4月に台湾に駐在員事務所を開設、現地における炭素繊維市場拡大の可能性を調査してきたが、今回、営業機能を付与することで拡大する需要に迅速に対応するとともに、新規顧客の獲得や用途開拓の推進、現地のニーズに沿った的確なソリューション提供などを可能とするため、現地法人を設立することとしたとの事だ。

 

帝人グループは、このたびの中国、台湾での現地法人設立により、既に営業活動を展開しているテイジン・カーボン・シンガポールと連携し、川上から川下に至るまでの顧客対応力を一層強化し、アジアにおける炭素繊維事業のプレゼンス向上を目指していくとしている。

 

 

[テイジン・カーボン・上海の概要]

 

社名:テイジン・ カーボン・上海(日本名)
   帝人(上海)碳纤维有限公司(中国名)
所在地:Rm. 3604, Bldg. B, New Caohejing International Business Center,391 Guiping Road, Xuhui District, Shanghai 200233, China
董事長:種市 伸彦
設立日:2018年5月(予定)
資本金:6万中国元(帝人(中国)投資有限公司100%出資)
事業内容:中国における炭素繊維および関連製品の営業・マーケティング

 

[テイジン・カーボン・台湾の概要]

 

社名:テイジン・ カーボン・台湾(日本名)
   台灣帝人炭素繊維股份有限公司(中国名)
所在地:G220 11F, NO.209, Sec.1 Civic Blvd., Datong Dist, Taipei City, 103, Taiwan R.O.C.
董事長:小林 政幸
設立日:2018年4月20日
資本金:50万台湾ドル(帝人株式会社100%)
事業内容:台湾他における炭素繊維および関連製品の営業・マーケティング

 

■当件に関する問い合わせ先

帝人株式会社 コーポレートコミュニケーション部 03-3506-4055

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。