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2022年7月7日【社会インフラ】

テラモーターズ、新築マンションにEV充電インフラ提供へ

坂上 賢治

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充電設備「Terra Charge」100基の無料提供で集合住宅対象の戦略を強化

 

EV充電インフラの積極展開を図るTerra Motors(以下、テラモーターズ)は7月7日、新築マンションに対するEV充電インフラの導入提案を開始するにあたり、先着で100基の無料提供を行う。( 坂上 賢治 )

 

同社は日本のEV化を進める中、特に既設分譲マンションでの合意形成課題を解決するべく、導入無料のEV充電インフラ「Terra Charge」事業を2022年4月にスタートさせている。

 

実際、既設分譲マンションについては続々と導入が決定している事を踏まえ、既設分譲マンション以外への導入提案を進めていく事を決めた。

 

新築マンションについては、先の既設分譲マンションのような既設のような合意形成課題はないものの、車両のEV化が遅れている日本に於いては、設備の導入コストや運用・管理コストへの懸念などあり、大きく進展していない。

 

一方で同社は、日本でも脱炭素の潮流が加速している事から、今後EV化が進むことは明白としており、入居者が将来で利便性を欠くことなく生活できるよう先着100基の無料提供を行なう事で、EV充電インフラ導入ハードルを下げて、日本の基礎充電環境の拡充を目指す。

 

具体的な無料提供の内容は、先着で合計100基のEV充電インフラを設置する。設備はスマートフォンアプリで利用が可能なため、あらゆるユーザーにとって使いやすく、管理者側も管理しやすいインフラになっているという。

 

また今後は、「先着100基の無料導入を進めながら、引き続き周辺領域への無料導入についても展開予定です。日本のEV充電インフラを担うべく、導入・運用がしやすいインフラとして、画期的なソリューションとなることを目指します」と話している。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。