横浜ゴムは。10月30日、同社製「ADVAN」レーシングタイヤが2019年から日本で新たに開催されるレース「TCRジャパンシリーズ」のコントロールタイヤとして採用されることを発表。レース車両の指定タイヤとしてワンメイク供給する。
「TCRジャパンシリーズ」は、欧州を中心に世界的に人気が高まっているTCR規定のツーリングカーレースだ。
2リッター以下のターボエンジンをベースに作られているFWD車がベースで、4ドアまたは5ドアの新世界基準マシンを使用して競われる。
今回の「ADVAN」レーシングタイヤのコントロールタイヤ採用は、横浜ゴムが2018年から「FIAワールドツーリングカーカップ（WTCR）」のオフィシャルタイヤサプライヤーを務めていることが高く評価された結界だという。
同社では、「WTCR」以外にも、地域選手権の「TCR Europe」「TCR Middle East」や各国選手権の「TCR UK」「TCR Portugal」「TCR Benelux」など多くの海外レースにタイヤ供給しており、2019年からは「TCR Germany」のサポートも決定している。
10月27日に鈴鹿サーキット（三重県）で開かれた記者会見では、「TCRジャパンシリーズ」を主催する日本TCRマネジメントの倉下明社長も登壇し、今回の横浜ゴムとの提携を発表。
また、会見にはTCRを統括するWSC（World Sporting Consulting, Ltd）のマルチェロ・ロッティ社や、同社の阿部義朗モータースポーツ推進室長も出席した。
同社が供給するタイヤは「ADVAN A005（ドライ用）」と「ADVAN A006（ウェット用）」の2モデルで、サイズはいずれも250/660-R18となる。
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