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2018年9月26日【テクノロジー】

トヨタ自動車、ポルトガルのバス製造会社にFCV供給

坂上 賢治

 

 

 

ポルトガルのカエタノ・バス社が燃料電池(FCV)バスを開発し、2019年秋に欧州で走行実証試験を開始

 

トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、社長:豊田章男)とトヨタの欧州事業を統括するToyota Motor Europe(以下、TME)は0月26日、水素利用の拡大でポルトガルでバスを製造・販売するカエタノ・バス社(CaetanoBus SA)に燃料電池(Fuel Cell : 以下、FC)システムを供給する。

 

 

カエタノ・バス社は、2019年秋を目指して、FCスタックや高圧水素タンクなどを含むFCシステムを搭載した路線バスを開発・製造し、欧州で走行実証試験を開始する予定。

 

この取り組みについてTMEのヨハン・ファンゼイル社長は「カエタノ・バス社へのFCシステムの提供は、低炭素社会の実現を目指すなか、水素の優れた環境性能はもとより水素の実用的な利活用に着目頂いたものです。

FCバスは他のゼロ・エミッション バスと比べて、航続距離が長く、充填時間が短いのが特徴です。この要素を踏まえ長距離、そして利用頻度が高い路線バスでの運用に適しているとし、長年のパートナーであるカエタノグループが、初めてのFCバスを欧州で走らせることを我々は心待ちにしています」と話す。

 

 

一方、カエタノ・バス社の親会社であるサルバドール・カエタノ社(以下、カエタノ社)のホセ・ラモス(Jose Ramos)社長は「水素がゼロ・エミッション実現に向けた本命だと信じており、欧州で初めてトヨタの優れたFC技術を享受することを誇りに思います。

この取り組みは、当社の世界トップクラスのバス開発・製造技術を確かなものとするよい機会だと考えています」と語っている。

 

ちなみにカエタノ・バス社は、カエタノ社の商用車の開発・製造子会社として1946年より生産を開始し、近年は電気バスを開発、欧州各国に販売している。

またカエタノ社とトヨタは、1968年に商用車の欧州への供給拠点として「トヨタ・カエタノ・ポルトガル」を設立。長年にわたり信頼関係を育んできた。これを踏まえバス開発・製造の実績をベースに今回、FCバスの分野で協力することになった。

トヨタでは、「水素の持続的利用に向けて、乗用車に加え、大型トラック、小型トラック、フォークリフトやバスなどへのFC技術の幅広い応用も含めて技術開発・商品展開を推進しています。今後も、低炭素社会の実現に貢献するため、さらなる取り組みを進めてまいります」と結んでいる。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域の取材活動を経て同社出版局へ。コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に環境&リサイクル紙、車両ケア&整備ビジネス専門誌等の創刊誌編集長を歴任。独立後は一般誌、Web媒体上でジャーナリスト活動を重ね30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。