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2022年11月17日【ソフトウェア】

ヴァレオ、EyeQフロントカメラ製造が1千万台を超える

坂上 賢治

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ヴァレオ・ヴェムディング工場

 

ヴァレオとモービルアイは11月16日、ドイツ・バイエルン州にあるヴァレオ・ヴェムディング工場でモービルアイの技術を搭載したヴァレオのフロントカメラ・システムの生産台数が1,000万台目に達した事を発表した。

 

2015年にヴァレオは、モービルアイ・システム・オン・チップ(SoC)であるEyeQを、フロントカメラ・システムのハードウェアとソフトウェアに組み込む事を選択。両社はクラス最高水準の技術的蓄積を投じてフロントカメラ・システムを数世代に亘って開発・製造して来た。

 

そうしたヴァレオとモービルアイの協力関係は目下、モービルアイSoCをヴァレオの最先端の中央制御コンピューターとソフトウェアに統合する事を目指している。

 

ADASの心臓部であるフロントカメラ・システムは、自動緊急ブレーキ、アダプティブ・クルーズ・コントロール、車線維持支援などの主要機能により運転の安全性を押し上げるべく、現在迄で累計で約1,300万台のフロントカメラを生産した。

 

ヴァレオでコンフォート&ドライビング・アシスタンスシステム・ビジネスグループを担うマルク・ヴレコー氏は「この度、記念すべき生産台数の節目に達した事を大変嬉しく思います。

 

ヴァレオは2023年迄に世界中で900万台のフロントカメラを生産する予定です。 また2030年迄に、新車のほぼ90%に同技術が搭載され、車両あたりのADASコンテンツは2倍に達するでしょう」と話す。

 

一方でモービルアイの戦略および事業開発担当シニア・バイス・プレジデントのニムロッド・ネフシュタン氏は「パートナーと共に、私たちのコンピュータービジョン・テクノロジーを世界中の数百万台の車両に提供し、衝突や事故による死傷者の減少に貢献出来る事を誇りに思います。

 

私たちは、今後数年間でこれらのテクノロジーの機能を拡張し、自動車メーカーやエンドユーザーに手頃な価格で信頼性の高い安全性と利便性を提供する絶好の機会が得られると考えています。

 

今日、交通事故の90%以上がヒューマン・エラーによって引き起こされています。そうしたなかADASは、安全性と快適性の向上によって進化する技術革新の中核に立っています。今後、ADAS市場は年率17%で成長し、2030年には600億ユーロに達すると予想されています。

 

そうした時代のなかにあってヴァレオは、超音波センサー、カメラ、レーダー、LiDARなど自動車業界屈指の包括的なセンサーポートフォリオを有している事から、ソフトウェアと関連するインテリジェンスを今後も積極的に追求して行きます」と述べた。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。