ステランティス傘下ブランドのアルファ ロメオは、3月3日を「33 Stradale Day(33ストラダーレ デイ)」と定めイベントを実施することを明らかにした。
今年3月3日から行われるこの記念日は、アルファ ロメオを愛でる愛好家並びに世界250以上のクラブ団体と共に「新型33ストラダーレ」の復活を祝う日になるとしている。
その源流となったのは、かつてのオリジナルモデルで、かつ現在の「新型33ストラダーレ」に起因するとした。またこの日を祝福するべくチェントロ・スティーレ(アルファ ロメオデザインセンター)は、昨夏ロッソ ヴィラ デステを纏わせて登場させていた33ストラダーレのオプションカラーに新たなロイヤルブルーカラーを追加した。
そんなロイヤルブルーカラーの33ストラダーレは、かつて60年代に製造された10台の33ストラダーレのうちの1台が同カラーであったためという。ちなみに33ストラダーレは、アルファ・ロメオブランドの歴史に見合うものをつくりたいと願う開発チームの願望により実現した33台限定のスーパースポーツだ。
そのエクステリアは、1967年製のレーシングカー〝ティーポ33/2ストラダーレ〟のスタイリングを再解釈したものとされ、象徴的な盾のフロントマスクと、楕円形のライト、バタフライドア、丸いリアライトクラスターなどが、かつてのストラダーレからインスパイヤされた。
ちなみに今回、アルファ ロメオが3月3日を33ストラダーレ デイと定めた理由は、今から33か月前の2021年6月、エンツォ・フェラーリが世界で最も美しい自動車レースと呼んだミッレミリアのヒストリックレースでアルファロメオ6C 1750スーパースポーツ(1929年型)が優勝したこと。
かつて1933年のミッレミリアをアルファ ロメオ8C 2300が制したこと。同じマシンを駆るアントニオ・ブリーヴィオがシチリア島で開催された世界最古の耐久レースであるタルガ・フローリオを制したこと。ヌヴォラーリとゾマーのコンビによるル・マン24時間レースでの優勝。先の2023年、アルファ ロメオブランドが前2022年比で33%成長したことなどを挙げている。従って、33という数字はアルファ ロメオにとっては魔法のキーワードであると結んでいる。