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2023年1月11日【新型車】

アルパインスタイル、カスタマイズカーの販売に進出

松下次男

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全国6か所のアルパインスタイルで受注開始し、春から発売

 

カスタマイズカーの企画・開発・販売を行うアルパインニューズ(酒井龍哉代表取締役)がオリジナルデザインのニュー・カスタマイズカーの販売に乗り出す。1月11日東京都内で新型カスタマイズカーの発表会を開き、アメリカンクラシックを彷彿させるデザインを採用した2モデルを公開した。(佃モビリティ総研・松下次男)

 

 

公開したカスタマイズカーは「カリカ(Carica)」と「ハバナ(Havana)」。全国6店舗のアルパインスタイルで1月から受注開始し、今春から順次、販売する。年間の生産、販売台数はそれぞれ100台ずつの計200台を計画する。

 

酒井代表はオリジナルデザインのカスタマイズカーの販売に乗り出す狙いについて、ユーザーから「欲しいと思うクルマがない」という声をしばしば聞く、そこで「乗りたいと本心から思うクルマ、新しい移動価値を提供する」と話す。

 

 

販売するニュー・カスタマイズカーは懐かしいクラシカルな米国車の要素を取り込み、「他の人と被らない」究極のカスタマイズを実現。西田敬取締役は両車の発売に当たって「時代を、破れ」をキーワードに掲げた。

 

「カリカ」はワンボックスカーで、車名は「カリフォルニア・ドリーミング・カー」から由来。自由に生き、青い空と海と共生することを夢見て世界中から若者が集まるカリフォルニアビーチの世界観をイメージする。ベース車両はトヨタ「ハイエース」。

 

車両は趣味、レジャーなど様々な用途に対応でき、角形横4灯ヘッドライトに象徴される個性際立つデザイン、カラーが特徴だ。「USスタイル」と「ユーロ スタイル」の2つのスタイルがラインアップされている。

 

カーエレクトロニクスはアルパインスタイルらしい大画面ナビやディスプレイオーディオが選択可能だ。

 

また、車線変更時にミリ波レーダーで注意喚起を促すBSM(ブラインドスポットミラー)や空気圧をモニタリングできるTPMS(タイヤプレッシャーモニタリングシステム)をオプション設定し、安全性も充実させている。

 

 

「ハバナ」なコンパクトなカスタマイズカーで、キューバ―の首都ハバナを今も走るアメリカンクラシックな古き良きスタイルをリスペクトして新しい感覚でデザインした。

 

 

車両はスクエアかつワイドローな存在感あるスタイリングに仕上げ、取り回しの良いコンパクトサイズが特徴。ベース車両はトヨタ「ライズ」。

 

両モデルを取り扱うアルパインスタイル店舗は、2022年12月9日に期間限定ポップアップストアとしてオープンした「アルパインスタイル・イオンモールいわき小名浜」(福島県いわき市)、福岡R3(福岡市東区)、横浜246(東京都町田市)、大阪171(大阪府茨木市)、名古屋155(愛知県一宮市)、埼玉R4(埼玉県越谷市)の6店舗。東京オートサロン2023にも出展する。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。