NEXT MOBILITY

MENU

2024年3月8日【新型車】

アウディ、Q2に新インフォテインメントシステムを採用

坂上 賢治

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

アウディAGはモデルラインナップの見直しを計画しており、その皮切りとして2024年半ばにAudi Q2を刷新する。

 

インゴルシュタットの本社工場で生産される新しいAudi Q2は、全モデルにアウディバーチャルコックピットとMMI(マルチメディアインターフェイス)のセントラルコントロールユニットとして機能する8.8インチのタッチスクリーンを搭載。

 

 

ディスプレイは明るく、レスポンスに優れ、解像度は1,270 x 720ピクセルとなる。システムはタッチレスポンスに加え、日常会話にも対応しているため、複雑な指示や質問に瞬時に反応する。これまでロータリー/プッシュボタンが配置されていた場所には、利便性の高いストレージ・コンパートメントが追加される予定だ。

 

標準装備される装備には、高解像度の8.8インチMMIタッチスクリーン、12.3インチ インストルメントディスプレイを備えたアウディバーチャルコックピット、3本スポーク マルチファンクションステアリングホイールが含まれる。加えて道路標識認識機能、車線逸脱警告、リヤパークアシストなどの追加の安全機能により、標準装備の範囲が拡大するという。

 

アウディバーチャルコックピットは、従来のダイヤル式メーターに対して見やすいフルHDディスプレイ(1,920 x 720ピクセル)を備え、幅広いカスタマイズオプションに応えられる。

 

 

このディスプレイには、従来の車速、エンジン回転数、ナビゲーションあるいはメディアインフォメーションが表示される他、マルチファンクションステアリングホイールのビューボタンにより、様々な表示に切り替えることができる。

 

選択した装備レベルに応じて、赤いアクセントのSportデザインや、メーター類をディスプレイ両端に配置したDynamicデザインなど、いくつかのデザインを設定することも可能だ。ドライバーは、2つの基本的なレイアウトを切り替えることもできる。

 

1つ目のレイアウトでは、スピ ードメーターとタコメーターがアナログメーターとほぼ同じサイズで表示され、メディアまたはナビゲーションのインフォメーションは中央の領域に統合される。

 

対して2つ目のレイアウトでは、読みやすさを損なうことなく、スピードメーターとタコメーターのサイズが縮小される。ほぼフルスクリーンのナビゲーションマップには、ルート案内が統合されて中央に表示。画面を大きくとることにより、地図の視認性が大幅に高まる。

 

 

オプションとしては、アウディの新しいテーマを反映したアウディバーチャルコックピットも利用可能で、クラシックビューと非常にダイナミックなビューを切り替えることができる。

 

8.8インチに拡大された新しいMMIタッチディスプレイは、最先端のインフォテインメントシステムの集中コントロールユニットとして機能する。併せてインテリジェントなコネクテッド機能を備える。

 

標準装備には、DABチューナーを備えたMMIラジオや、フロントセンターコンソールの2つのデータ対応USB-Cポート、エマージェンシーコール機能に加え、ドアのロック解除や燃料計の確認などの車両情報の表示および制御を行うためのリモートコントロールなどのAudi Connectサービスが含まれる。

 

追加機能としては、MMIナビゲーション プレパレーションパッケージには、アウディスマートフォンインターフェイスが含まれており、ユーザーはインテリジェントナビゲーションシステムだけでなく、数多くのAudi Connectサービスを有効にして利用することができるようになる。

 

 

更に最上位パッケージのMMIナビゲーションプラスには、Audi Connectサービスに加え、高解像度のサテライトマップを備えたナビゲーションサービスや、Googleをはじめとするさまざまなサービスが含まれている。

 

またMMIナビゲーションプラスでは、ナビゲーションマップをアウディバーチャルコックピットの広い領域に表示できるため、関連するすべての走行データとともに、情報の視認性が向上する。

 

データは毎月1回更新され、システムに保存されたマップは、購入後36か月間最新の状態に保たれる。このパッケージには更に車線単位の渋滞情報を含むトラフィックインフォメーション、道路沿いのパーキング情報、オンラインラジオ、音楽認識機能などのオンラインサービスも追加され、Audi Connectシステムは、プレインストールされたe-SIM(埋め込み型SIM)を使用する。

 

 

ハイエンドオプションとなるインフォテインメントパッケージを充実させた場合は、13基のスピーカーとサブウーファーを備えたSonosプレミアムサウンドシステムとなり透明感のあるパワフルなサウンドを提供。

 

アウディフォンボックスを使用すると、スマートフォンや数多くの機能をMMIに簡単に統合できると同時に、携帯電話の信号(5G/LTE)を強化して、可能な限り最高の通話品質を実現すると結んでいる。

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。