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2019年11月1日【トピックス】

アウディ、A1スポーツバックを8年ぶりにフルモデルチェンジ

松下次男

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アウディ、刷新したプレミアム・コンパクトハッチバックを発売

 

 アウディ ジャパン(フィリップ・ノアック社長)は11月1日、8年ぶりにフルモデルチェンジした新型「アウディ A1スポーツバック」を発売した。新車発表会でノアック社長は2代目となる新型A1 スポーツバックについて「100%ピュア・アウディのプレミアム・コンパクトハッチバックであり、進化した先進運転支援システムを搭載するなど1ランクアップした。居住空間も広くなり、魅力を味わい尽くせるクルマである」と強調した。(佃モビリティ総研・松下 次男)

 

 

ホイールベースを伸ばし、コンパクトながらも1クラス上の居住空間を実現

 

 今回新発売するのは「A1 Sportback 35 TFSI」で、アドバンストとSラインの2タイプを用意。また、アドバンストをベースに、ブラックのコントラストパッケージや17インチアルミホイールなどを装備した限定モデルの「A1 スポーツバック ファースト・エディション」(250台)を同日に発売する。
 初代A1 スポーツバックは2011年に日本市場に投入。全長約4ミリメートルのコンパクトなボディに、アウディの先進的な力強いデザイン、機敏な運動性能などを備えてモデルとして人気を博した。しかし、発売以来8年を経過するなかで、取り巻く環境が大きく変わり、技術も著しく進歩した。
 新型A1 スポーツバックはこうした環境変化、技術進展に対応し、最新の先進運転支援システムを搭載したモデルとして登場。またホイールベースを95ミリメートル伸ばし、上位セグメントに迫る居住空間を実現した。荷室も65リットルに拡大した。

 

 

最新の先進運転支援システムを搭載。25 TFSIの日本導入は2020年第2四半期を予定

 

 運転支援システムでは、霧などで視界が悪くても、レーダーセンサーで前方を走るクルマや道路を横断する歩行者などの危険を検知し、警告または必要に応じて緊急自動ブレキーを作動するアウディプレセンスフロントを全車に標準装備。また、万一の際にフロントシートベルトを締め上げてウインドウを自動的に閉 じ、ハザードランプを点滅するなど、フルブレーキや衝突に備えて衝撃を緩和するアウディプレセンスベーシックをオプション設定する。 このほかアダプティブクルーズコントロールやアクティブレーンアシスト、ハイビームアシストなどを用意。ヘッドライトのロービームやハイビーム、ポジショニングライト、リアコンビネーションライトなどのすべてにLEDを採用した。

 

 

 パワートレインでは、従来の1・4リットルからアップした新開発1・5リットル直列4気筒ターボチャージャー付エンジンの35 TFSIと1リットル直列3気筒エンジンを搭載する25 TFSIの2タイプのエンジンを設定。なお、25 TFSIの日本導入は2020年第2四半期を予定。
 また、新型A1 スポーツバックはアウディ初のディオマングリーンやパイソンイエローメタリックなど10色のボディカラーを用意している。
 車両本体価格は、35 TFSIアドバンストが365万円(税込み)、35 TFSI Sラインが391万円(同)。限定モデルのファースト・エディションは443万円(同)。

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。