NEXT MOBILITY

MENU

2020年4月10日【オピニオン】

アウディ、車体鋼板工場で社会連帯を呼び掛けるコンサートを実施

坂上 賢治

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 アウディは、世界がコロナ禍に立ち向かっている中、4月14日(日本時間15日)に独・インゴルシュタットから連帯を呼びかけるメッセージイベントを発信する。その手段はヴァイオリニスト、リサ バティアシュヴィリ氏などの著名ミュージシャンがアウディの車体プレスの工場内でコンサートを開催するというもの。(坂上 賢治)

 出演者はジョージア出身でミュンヘン在住のリサ バティアシュヴィリ氏。さらに彼女の夫であり有名なオーボエ奏者のフランソワ ルルー氏と共に4月14日午後8時(中央ヨーロッパ標準時、日本時間4月15日午前3時)からステージに登場する。

 

他の演奏者では、著名チェリストのマクシミリアン ホルヌング氏。併せて同氏のパートナーでありドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団(ドイツ カンマーフィルハーモニー ブレーメン)のコンサートマスターを務めるヴァイオリニストのサラ クリスチャン氏。

 

そしてミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団のソロヴィオラ奏者のヤノ リスボア氏によるセッションとなる見込み。

 

 

プログラムは、ルートヴィヒ ヴァン ベートーヴェン、ヨハン ゼバスティアン バッハ、ゲオルク フリードリヒ ヘンデル、ヴォルフガング アマデウス モーツァルトの作品となる。プログラム進行の司会者はアレクサンダー マッツァ氏となっている。

 

 コンサート開催にあたって、メインヴァイオリニスト兼芸術監督として務めるリサ バティアシュヴィリ氏は「音楽は、国境を越えて人々を結びつけます。

 

私たちは、このメッセージをアウディの本拠地から発信して、数多くの人々に未来への希望と喜びの瞬間を提供したい思っています。

 

通常、アウディのプレス工場では、大きな騒音の中でボディコンポーネントが製造されています。これまでアウディは2012年と2015年に同工場でコンサートを開催し、この場所が、クラシック音楽にとって洗練された音を生み出すコンサートホールになり得ることを証明しています。

 

また今回は、小グループのミュージシャンが、巨大なプレス装置を隔てて座ります。そこにはステージもなければ、聴衆もいません。ライブストリーミング用のカメラのみが、そのパフォーマンスを撮影します。これによって視聴者は、アウディ生産施設の舞台裏を垣間見ることができます。

 

この非常にユニークな場所でライブコンサートを行い、それを視聴者の方々とデジタルで共有することで、私たちは新しい視点を切り開いていきます」と話す。

 

 一方、アウディAGの人事・組織担当取締役のサビーネ マーセン氏は、「人と人との距離が離れていくこの時期に、音楽はこれまで以上に魂の癒しになるでしょう。

 

隔てられた空間の中で、このようなコンサートを共同体験することで、社会の連帯感を高めることができます。アウディの従業員、お客様、そしてファンの皆様のためにこのイベントを開催してくれたミュージシャンの方々に、心から感謝します。

 

またこのコンサートでは、充分な距離を保ち、すべての参加者の健康を守ることを最優先事項としています。コロナウイルスによる生産停止が解除された後も、私たちは、同様の対策によって従業員の健康を守ります。

 

生産再開時には、すべての活動、スケジュール、プロセスが、従業員の健康を確保できるように調整されます。職場における十分な保護対策を実施することにより、プレミアムモデルとしての品質を確保しながら、管理された方法で生産が再開されることになるでしょう」と語った。

 

 ちなみに同コンサートは、平素アウディが展開している自らのブランドのプロモーション活動「#AudiTogether」の一環として実施される。併せて同社は独国内を中心とする国際的な人道的活動を支援するため500万ユーロを寄付した。

 

最後にこのコンサートは、www.audi.com、YouTube(@Audi)、Facebook(@Audi.AG)、Twitter(@AudiOffical)で、4月14日午後8時(中央ヨーロッパ標準時、日本時間4月15日午前3時)からライブで公開される。またライブストリーミングはwww.audimedia.tvで視聴可能。加えてSmart TV経由でAudi MediaTVアプリも利用可能。さらにコンサート終了後は、www.audimedia.tvで録画バージョンを視聴することもできる。

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域の取材活動を経て同社出版局へ。コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に環境&リサイクル紙、車両ケア&整備ビジネス専門誌等の創刊誌編集長を歴任。独立後は一般誌、Web媒体上でジャーナリスト活動を重ね30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。