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2023年10月30日【新型車】

アウディ、プレミアムミッドサイズに3つの限定モデル

坂上 賢治

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アウディ ジャパンは10月30日、プレミアム ミッドサイズセグメントのセダン、ステーションワゴン、4ドアクーペに限定仕様のAudi A4 /A4 Avant / A5 Sportback S line competition plusを追加。同日より全国のアウディ正規ディーラー(121店舗、現時点)を通じて発売した。

 

 

なおこれらの限定モデルには、ガソリンとディーゼルの2種類のエンジンが用意される。なかでもAudi A4 / A5 Sportback S line competitionのベースとなるのは、最大出力265ps、最大トルク370Nmを発生する2.0ℓ 直噴ガソリンエンジン(TFSI)搭載の45 TFSI quattro S line。

 

 

Audi A4 Avant S line competitionとA5 Sportback S line competitionのベースとなるのは、最大出力204PS、最大トルク400Nmを発生する2.0ℓ 直噴ディーゼルターボエンジン (TDI)搭載の40 TDI quattro S lineとなる。

 

ガソリン・ディーゼル両エンジン仕様のいずれも12Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わされる。またベルト駆動のBAS(オルタネータースターター)はクランクシャフトに繫がっており、エネルギー回生とスムーズなエンジン再始動を両立させた。

 

 

このBASは最大5秒間、60Nmの力でエンジンをアシストして、その回生・アシスト効果により燃費が削減される。またAWD クラッチ式quattroシステムの採用により、前輪に常に駆動力を伝えつつ、電子制御油圧多板のAWDクラッチを介して必要トルクを後輪に分配する。

 

この際、システムが4WD走行を不要と判断した時にはリヤドライブシャフトを切り離すことで前輪のみにトルクを配分。走行抵抗を低減させる一方で燃費向上も図る。

 

スタイリグでRSモデルを思わせるAudi A4 / A4 Avant / A5 Sportbackは、歴代のAudi A4 / A4 Avant / A5 Sportbackの中でも最もスポーツイメージを保ちつつ、インテリアに上質な素材を採用している。

 

 

上記3モデルの共通装備は、エクステリア面での「ブラックAudi rings &ブラックスタイリングパッケージ」にダークなプライバシーガラスを採用した。これらに加えて、Audi A4 / A4 Avantには、運転席メモリー機能、フロント4ウェイランバーサポート等を含む「S line plusパッケージ」、ブリリアントブラックにペイントされたルーフ(セダンのみ)とブラックのサイドスカート、遮音性をさらに向上させるアコースティックガラス、冬のドライブに嬉しいリヤシートヒーターを採用した。

 

また「コンフォートパッケージ」にはマトリクスLEDライト(フロントダイナミックターンインディケーター)とヘッドライトウォッシャーが含まれる。一方、4ドアクーペAudi A5 Sportbackには、マトリクスLEDヘッドライト / アウディレーザーハイビーム等を含む「Audiレーザーライトパッケージ」を装備する。

 

その他の特別装備としては、A4 /A4 Avantにブラックメタリックの19インチAudi Sport製5アームフラッグデザイングロスアンスラサイトブラックポリッシュトアルミホイールを。

 

 

A5 Sportbackには、20インチAudi Sport製5ツインスポークポリゴンデザインアンスラサイトブラックポリッシュトアルミホイールを採用し、赤くペイントされたブレーキキャリパーで足元の印象を引き締めている。

 

エクステリアには、ブラックに塗られたリアスポイラー(Avantを除く)とテールパイプトリム、RSモデルと同じくインナーパネルの一部がダークカラーになるRSスタイルのヘッドライトが精悍さを強調。左右リヤドア下部にAudi Ringsデカール、ドアを開けた時にS lineの証として「S」ロゴを地面に投影するドアエントリーライトも組み付けた。

 

 

エクステリアカラーは、いずれも限定モデル”RS competition”を彷彿とさせるアスカリブルーメタリックを含む、Audi A4 / A4 Avant S line competition plusは3色、Audi A5 Sportback S line competition plusは4色を設定。限定台数は、Audi A4 S line competition plus:125台、Audi A4 Avant S line competition plus:250台、Audi A5 Sportback S line competition plusは、ガソリン / ディーゼル両モデルともに各125台となる。

 

モデル:Audi A4 S line competition plus
エンジン:2.0ℓ直列4気筒DOHC ガソリン ターボ 265PS/370Nm
トランスミッション:7速Sトロニック
駆動方式:quattro
ステアリング:右
車両本体価格(税込):7,640,000円

 

モデル:Audi A4 Avant S line competition plus
エンジン:2.0ℓ直列4気筒DOHC ディーゼル ターボ 204PS/400Nm
トランスミッション:7速Sトロニック
駆動方式:quattro
ステアリング:右
車両本体価格(税込):7,720,000円

 

モデル:Audi A5 Sportback competition plus
エンジン:2.0ℓ直列4気筒DOHC ガソリン ターボ 265PS/370Nm
トランスミッション:7速Sトロニック
駆動方式:quattro
ステアリング:右
車両本体価格(税込):8,640,000円

 

モデル:Audi A5 Sportback competition plus
エンジン:2.0ℓ直列4気筒DOHC ディーゼル ターボ 204PS/400Nm
トランスミッション:7速Sトロニック
駆動方式:quattro
ステアリング:右
車両本体価格(税込):8,380,000円
*アスカリブルーメタリックを選択した場合の価格は12万円の追加となる

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。