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2022年10月31日【新型車】

ベントレー、ベンテイガEWDの量産を開始

坂上 賢治

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ベントレーモーターズは10月31日、新型ベンテイガのエクステンデッドホイールベース(EWB/EXTENDED WHEELBASE)の生産を開始したと発表した。ベンテイガEWBは2015年のベンテイガ発表時にラグジュアリーSUVを再定義したベンテイガの長所をより大きく伸ばすべく数億ポンドの投資を経て車種ラインナップを5モデルに拡張。そのなかでEWBはベンテイガの総注文数の約40%を占めるベストセラーとなった。

 

 

4.0リッター32バルブV8ガソリンエンジンにデュアルツインスクロールターボを組み合わせて搭載したベンテイガEWB V8は、最高出力550PS・最大トルク770Nmを引き出し、最高速290km/h、0-100km/h加速4.6秒のパフォーマンスを発揮する。

 

 

シャシーはホイールベース部分を180mm延長。これに伴うアンダーフロア、サイドパネル、ルーフなど変更箇所は複数に亘るのだが、180mm延長させた恩恵は全てリアドア回りに反映させている。それにより、より広く、より豪華なリアキャビンへと仕立て直されている。

 

 

そんなエクステンデッドホイールベースのシート構成は3タイプ。4人掛けと5人掛けタイプに、時折ミドルシートを使用するユーザー向けの4+1レイアウトがある。更にオプション設定のエアラインシート仕様では、リアシートの背もたれが40度迄リクライニングする事で、ゆったりしたリラックス感が得られる他、移動時に於ける睡眠環境を充実させた。

 

その他の主な機能としては、シート・オートクライメート、姿勢調整機能、クッションや背もたれなどの追加調整幅の拡大、リアドアとセンターアームレストへのヒーター機能の追加などがある。

 

 

ベントレーモーターズで製造担当役員を担うピーター・ボッシュ氏は「新型ベンテイガ・エクステンデッドホイールベースは、2015年にラグジュアリーSUVであるオリジナルのベンディガが登場して以来、このSUV分野を変革させる役割を担う事で、記録的なセールス実績を記録したベンテイガの新たな次世代の章の幕開けとなるものです。

 

 

ベントレーでは、居住空間のみならず、装備の豪華さに於いてもトップクラスとなるベンテイガ・エクステンデッドホイールベースの潜在能力を更に大きく押し広げるべく、お客様と共にベントレー伝説のミュルザンヌに匹敵するリアキャビンでの居住体験の向上に繋げました。

 

英国のクルーが手塩をかけてクルマづくりを行う我々のドリームファクトリーは、最高レベルのイノベーション・クラフトマンシップ・サステナビリティに賭ける想い融合した場所です。そこから生産されるベントレーブランドの各車両は、最先端のテクノロジーを搭載しつつも、歴代ベントレーの真の流儀に則り、最高級の素材のみを使用してコツコツと手作業で仕立て上げていく芸術品です。

 

ベンテイガエクステンデッドホイールベースをご発注されるお客様は、真のベントレーのご乗車体験を味わって頂くための入り口として、お客様のご希望を承ってパーソナライズされた車両をお受け取り頂きます。そして我々は、ベントレーの歴史を再定義する新しい最高級SUVの姿を纏った次世代のビスポークモデルをお届け出来る事を心から誇りに思います」と話している。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。