NEXT MOBILITY

MENU

2023年2月27日【新型車】

BMW、M2クーペを全面改良

坂上 賢治

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

ビー・エム・ダブリュー2月27日、Mバッチを冠するスモールコンパクトのMモデル「BMW M2( エム・ツー )クーペ」を全面改良。発表同日より、全国のBMW正規ディーラーを介して注文受付を開始すると発表した。価格は958万円。車両の納車は4月からを予定している。

 

このMモデルとは〝モータースポーツ〟の頭文字〝M〟を意味するもので、 かつて1972年に設立された同社のレース専業部門「BMWモータースポーツ( BMW Motorsport GmbH )」がそのルーツだ。その始まりとなったモデルは3.0CSL。この167台がMの原点となっている。

 

 

そんな現在のBMW M GmbHには2つのカテゴリーがある。1つはサーキットでの本格的な走行を可能とした〝Mハイ・パフォーマンス・モデル〟。更にもう1つは本格的なサーキット走行で培われた技術を取り入れた〝Mパフォーマンス・モデル〟で、今回発表のBMW M2は、前述のMハイ・パフォーマンス・モデルに該当する。

 

このBMW M2は、1973年に誕生した「BMW2002( ニー・マル・マル・ニー )ターボ」の伝統を引き継ぐ最もコンパクトなBMW M2モデルであり、今モデルは2016年に発表の初代BMW M2に次ぐ二世代目の位置付けにある。

 

 

車両のエクステリアデザインは、2シリーズ クーペをベースにエアインテーク造形を拡大。横バーを採用したフレームレスのキドニーグリルなどで横方向へのワイドイメージを訴求。

 

側面はフロントとリアのバンパーの訴求力を強め、大型化したサイドスポイラーを組み合わせた。なお全高は低めつつ、大径ホイールによる迫力が増した。

 

リアはMハイ・パフォーマンス・モデル伝統の4本出しエキゾーストパイプと立体的なリアディフューザーが特徴となっている。

 

 

インテリアでは、上位のM3・M4と共通のコンポーネントイメージを醸し出す。なお更にスパルタンイメージで、多点式シートベルトに対応するMカーボン・バケット・シートはオプション設定。これらににより前席2脚で約10キログラムの軽量化に繫がる。

 

車両パッケージは、直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンに、セグメント唯一のFR駆動である事。約50:50の前後重量配分によって俊敏なハンドリング特性を持たせている。

 

 

併せて最新モデルに相応しく、衝突回避・被害軽減ブレーキ等の「ドライビング・アシスト」、車載通信モジュールを搭載した「BMWコネクテッド・ドライブ」、AIによる音声操作が可能な「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」などを搭載している。

 

トランスミッションは、ドライブロジック付きの8速Mステップトロニック・オートマチック・トランスミッションに加え、6速マニュアル・トランスミッション搭載モデルも用意される。

 

 

走行機能としては、エンジン、サスペンション、ステアリングやブレーキなどをドライバーの好みで選択出来るM Driveを標準装備。Mアダプティブ・サスペンションと組み合わせる事で街中走行時の乗り心地向上にも対応した。

 

メンテナンスに関しては、3年間に及ぶ主要メインテナンスの無償提供、タイヤ/キーの破損等での費用サポート等が含まれる「BMWサービス・インクルーシブ・プラス」が付帯される。

 

 

主な車両諸元
BMW M2( オートマチック・トランスミッション搭載モデル )
全長4,580mm、全幅1,885mm、全高1,410mm、ホイールベース2,745mm、車両重量1,730kg、車両総重量1,950kg、排気量2,992cc、直列6気筒ガソリン・エンジン、最高出力460PS( 338kW )/ 6,250rpm、最大トルク550Nm / 2,650rpm-5,870rpm、WLTC燃料消費率10.1km/L。

 

BMW M2( マニュアル・トランスミッション搭載モデル )
全長4,580mm、全幅1,885mm、全高1,410mm、ホイールベース2,745mm、車両重量1,710kg、車両総重量1,930kg、排気量2,992cc、直列6気筒ガソリン・エンジン、最高出力460PS( 338kW )/ 6,250rpm、最大トルク550Nm / 2,650rpm-5,870rpm、WLTC燃料消費率9.9km/L。

 

 

価格
モデルBMW M2
( マニュアル・トランスミッション搭載モデル / 右ハンドル車 )
メーカー希望小売価格(消費税込み)¥9,580,000−

 

モデルBMW M2
( オートマチック・トランスミッション搭載モデル / 右ハンドル車 )
メーカー希望小売価格( 消費税込み )¥9,580,000−

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。