ビー・エム・ダブリューは11月15日、同社Xシリーズの最上級モデルとなる「BMW X7( エックスセブン )」の一部改良車を、同日より販売する。納車は今年12月以降を予定している。( 坂上 賢治 )
同車は最大7人乗りのラグジュアリーSUVで、先に発表された新型BMW7シリーズと同じく上下2分割のツイン・サーキュラー&ダブルライトと、新たなキドニー・グリルを備え、23インチのアロイ・ホィールを新たにオプション設定した。
インテリアでは12.3インチのメーター・パネルと、14.9インチのコントロール・ディスプレイを一体化させ、ドライバー側に湾曲させた最新のカーブド・ディスプレイを採用。トランスミッションのシフト・レバーを廃止し、BMW特有のiDriveコントローラー回り配してモダンな印象を与えた。
またBMW X7は国土交通省からの認可を取得。一定の条件下でステアリングから手を離しての走行が可能な運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」「AR(拡張現実)機能搭載のナビゲーション・システム」「駐車経路自動誘導機能を加えたパーキング・サポート・プロフェッショナル」を搭載している。
パワーユニットは、BMW X7 xDrive40d(エックスドライブヨンマルディー)に3.0L直列6気筒ツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンを搭載。これに8速オートマチック・トランスミッションを組み合わせたエンジン単体出力では最高出力340PS(250kW)、最大トルク700Nmを発揮する。さらに48Vマイルド・ハイブリッド・システムが組み合わされ、システム・トータルの最高出力は352ps(259kW)、最大トルク720Nmとなっている。
Mパフォーマンス・モデルのM60i xDrive(エムロクマルアイ・エックスドライブ)は、4.4L V型8気筒ツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンに8速オートマチック・トランスミッション。もちろん48Vマイルド・ハイブリッド・システムが組み合わされ、システム・トータル最高出力530ps(390kW)、システム・トータル最大トルク750Nmを発揮する。
いずれのラインナップも3年間の主要メインテナンス無償提供、タイヤ/キーの破損や紛失の際の費用サポート等が含まれる「BMWサービス・インクルーシブ・プラス」が付帯。これは2016年よりBMW全モデルに標準装備された新しいメインテナンス・パッケージとなっている。
主な車両諸元は(BMW X7 M60iの場合)以下の通り。
全長5,170mm、全幅2,000mm、全高1,835mm、ホイールベース3,105mm、車両重量2,610kg、車両総重量2,995kg、排気量4,394cc、V型8気筒ガソリン・エンジン、最高出力530PS(390kW)/5,500rpm、最大トルク750Nm/1,800-4,600rpm、WLTC燃料消費率8.2km/L。
価格は、BMW X7 xDrive40d Excellenceが¥ 13,390,000-。BMW X7 xDrive40d M Sportは¥ 13,860,000-。BMW X7 M60i xDriveは¥ 16,980,000-となる。