それらによると、今回発売されたライカーは、同社製3輪バイクのエントリークラスとして開発されたモデル。従来モデルに比べ、より若い世代やオートバイ経験がない人などが主なターゲットだという。

また、従来モデルとの主な違いについても解説。

まずエンジンは、スパイダーが1.3L・水冷並列3気筒を搭載するのに対し、ライカーは600cc・水冷並列2気筒と900cc・水冷並列3気筒の2仕様をラインアップ。いずれも、オーストリアの老舗メーカーとして知られるロータックス社製を採用する。

加えて、トランスミッションはリバースギヤ付きのCVTを採用するため、シフトチェンジが不要で、バイクに乗ったことがないユーザーや、AT車に乗り慣れたバイク初心者でも簡単に操ることが可能だ。

エンジンのダウンサイジングに伴い、車体の軽量化やローフォルムも実現し、デザインも一新。

また、低価格化も実施し、国内の車両本体価格はスパイダーが最も安価な仕様で237万円なのに対し、ライカーは135万9000円〜となっている。

また、価値観が多様化している近年の消費者志向も踏まえ、外装を中心に多数のオプションパーツも用意。7万5000通りのカスタマイズを可能とし、「自分だけの1台」をオーダーできることもアピールポイントとなっている。

前2輪・後1輪という独自の「Yアーキテクト」機構は従来モデルをそのまま踏襲し、定評がある高い安定性を実現。

スタビリティコントロールやトラクションコントロール、ABSなどの装備により、初心者でも扱いやすい操縦性や優れた安全性も確保している。

ラインアップと各仕様の車両本体価格（税込）は、

600ccエンジン搭載のカンナム・ライカー600が135万9000円

900ccエンジン搭載のカンナム・ライカー900が159万9000円

900ccオフロード仕様のカンナム・ライカー　ラリーエディションが176万4000円