日野自動車の販売会社である横浜日野自動車は、横浜支店幸浦工場を新設し、5月7日から営業を開始する。
幸浦工場は、2025年に予定されている横浜環状南線の開通により、湾岸エリアや圏央道へのアクセスも良好となる、横須賀・三浦地区までの広範囲をカバーするロケーションに位置。
13,200㎡の敷地に、整備レーン18本(車検・一般:14、洗車:1、検査:2、その他:1)。工場内には、車両を床下に下げることで屋根上での高所作業を不要とする日本初(※1)の連節バス対応リフト「ヨコハマグランドリフト(シンカー/※2)」、フルトレーラーなどが連結状態でリフトアップ可能なフル連結対応4柱リフト、小型トラック専用リフト等を導入するなど、整備能力・効率を向上させた。
写真上下:ヨコハマグランドリフト(シンカー)。下:リフト下降後。
また、安全対策として、前述の高所作業の廃止をはじめ、検査場ピットの全閉式電動シャッター転落防止システム、工具使用時の負荷軽減を実現するインパクトバランサーを導入したほか、整備状況と作業安全の確認を行うためのレーンカメラを導入。
さらに、環境への配慮として、全照明LED化やバイオ式工場排水処理装置などを採用。加えて、女性メカニック用シャワールーム設置など、従業員の働きやすさも考慮した。
日野は、「Challenge2025(2018年10月公表)」で掲げている「最高にカスタマイズされたトータルサポート」の実現に向け、新車販売に加えて、販売会社拠点において、リニューアルやリロケーションなどを実施。今後も車両の点検・修理、部品供給などを通じて、車両一台一台を最適な状態に保つための活動に注力していくとしている。
※1:工具メーカー調べ。
※2:連節バス対応グランドリフト。
[幸浦工場の概要]
– 会社・拠点名:横浜日野自動車株式会社 横浜支店幸浦工場
– 所在地:神奈川県横浜市金沢区幸浦2-6-1
– 代表者:代表取締役社長 樫原 章治
– 営業時間:8:50~17:30(日曜日・祝日は定休日)
– 総レーン数:18(車検・一般:14、洗車:1、検査:2、その他:1)
– 営業開始:2020年5月7日