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2018年8月21日【新型車】

GLION、ベトナムで日系企業初の三菱正規店を開業

NEXT MOBILITY編集部

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輸入車ディーラー事業等を手掛けるGLIONグループは、8月21日、ベトナム南部のカントー市に、現地企業のSeven Stars LLCとの合弁会社G-Stars Automobile LLC(代表Vi Nhat Ngoc氏)を設立し、三菱正規ディーラー店舗を8月28日にオープンすることを発表した。

 

 

カントー市は、ベトナム南部のメコンデルタ地域で最大の都市。また、同グループと合弁会社G-Stars Automobile LLCを設立したSeven Stars LLCは、クゥアンガイ市を拠点とする既存の三菱ディーラーだ。

 

 

出店の狙いについて、同グループでは、以下のような声明を発表している。

 

「GLIONグループは日本国内において、輸入車・国産車合わせ16ブランドのディーラー運営を行っております。そこで培った幣グループの店舗運営能力、日本企業がベトナムに参入するという日系企業としては初となる他社にはない強みを活かし、日本のおもてなしをお客様へ提供していくことを目指します。」

 

 

さらに、今後の展望としては、「現地に即したマーケティング戦略を核とし、まずは“三菱正規”を看板に掲げる」ことで、日本ブランドを強調した新車販売戦略を展開。

また、整備に関しても、「日本で培った最高の技術をもって価格競争に巻き込まれないアフターサービス」を提供することを目指すと云う。

 

 

ベトナムにおいて三菱自動車は、現地の合弁会社であるヴィナ・スター・モーターズが主に車両生産・販売を担っている。

 

ベトナム自動車工業会(VAMA)の調べでは、ヴィナ・スター・モーターズの2017年における販売台数は計6672台(前年同期比9.1%増、市場シェア2.4%)。

 

同年1位は、マツダや韓国・起亜、仏・プジョー等のノックダウン車両を製造販売するチュオンハイ自動車で、販売台数は計6万3164台(前年同期比21.2%減、市場シェア23.2%)。

同年2位のトヨタでは、販売台数が計5万9355台(前年同期比4.%増、市場シェア21.8%)となっている。

 

 

急速な経済成長を続けており、自動車販売においても需要の拡大が今後期待できるベトナムだけに、GLIONグループの三菱正規ディーラー出店は非常に興味深い。

 

【店舗概要】
店名:G-Stars Automobile LLC
所在地:DH1 Vo Nguyen Gia Street, Hung Thanh Ward, Cai Rang Distric, Can Tho City, VIETNAM
TEL:0942.374.477
営業時間:8時~17時
URL:www.mitsubishi-cantho.vn

【会社概要】
会社名:GLIONグループ
所在地:兵庫県神戸市中央区江戸町104 6F
代表者:田畑利彦
設立 :1986年
URL :http://glion.co.jp/
事業内容:輸入車ディーラー事業/国産車ディーラー事業/海外事業/自動車流通・ソリューション事業/
バリューチェーン事業/迎賓事業/

 

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。