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2023年6月30日【特別仕様車】

ハヤブサの25周年記念モデル、日本含む世界で発売

NEXT MOBILITY編集部

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スズキは6月30日、同社大型二輪車のフラッグシップモデル「Hayabusa(ハヤブサ)」が発表から今年で25周年を迎えたことを記念した特別仕様車を、日本を含む全世界で7月より順次販売すると発表した。日本での販売台数は限定300台。国内価格(税込)は221万1,000円となる。

 

25周年記念モデルは、オレンジと黒を基調としたボディーカラーや、ドライブチェーンアジャスターとフロントブレーキディスクインナー色の変更に加え、マフラーボディやドライブチェーンへのオリジナル刻印、タンクへの25周年記念エンブレムと「SUZUKI」立体エンブレムが追加されるほか、シングルシートカウルも標準装備(日本仕様を除く/日本仕様では、専用装備としてETC2.0車載器を標準装備)されると云う。

スズキ自動車・ロゴ

初代ハヤブサは、1998年に「Hayabusa(GSX1300R)」としてドイツ・インターモトで発表され、1999年に欧州および北米で発売。「Ultimate Sport(究極のスポーツバイク)」をコンセプトに開発が行われたという同モデルは、その高い走行性能やハンドリング性能、ユニークで高い空力性能を持つスタイリングなどが話題を呼び、スズキの二輪車を代表するフラッグシップとなった。

 

その後の2007年には、初代の高い動力性能を引き継ぎつつ、出力特性を調整できるスズキ・ドライブモードセレクター(SDMS)を採用、排気量を1,299cm3から1,340cm3に拡大された二代目が発売。また2014年には日本仕様も発売され、2016年にはインドで生産、販売が開始されるなど、販売が全世界に拡大された。

 

2021年には、エンジンと車体が全面改良され、トラクションコントロールシステムや双方向クイックシフトシステムなどの電子制御システム「S.I.R.S(スズキインテリジェントライドシステム)」など、電子制御が多く取り入れられた三代目「Hayabusa」の販売が開始。現在は、アメリカ、欧州、インド、中南米などを含む全世界48か国で販売され、シリーズ累計販売台数は20万台に上ると云う。

 

初代ハヤブサ(GSX1300R)。 初代ハヤブサ(GSX1300R)。

 

スズキの鈴木俊宏社長は、ハヤブサが発表から25周年を迎えるに当たり、以下のように述べている。

 

「Hayabusaシリーズは、スズキを代表するフラッグシップとして世界中でご愛用頂いているモデルです。今回発表から25周年を迎えることができ、これまで絶えず皆様に愛していただいたことに、深く感謝申し上げます。
 現行モデルである三代目Hayabusaの開発車には私自身も試乗し、チーム一丸となって歴代最高のモデルに仕上げました。
Hayabusaはこれからも進化を続けて参ります。今後とも変わらぬご愛情を賜りますよう、お願い申し上げます」。

 

 

25周年記念モデルの日本での販売について

 

ハヤブサ25周年記念モデルの国内販売数は300台。スズキのインターネット販売サイト「S-MALL(エスモール)」(※1)での予約、その後の抽選を経て、全国の「ETC2.0車載器標準搭載車取扱店」(※2)で販売される。なお、抽選は複数回に分けて実施。第一回目の予約期間は、7月3日午前10時から7月10日午後5時まで(※3)を予定。日本モデルは、欧州と同じ仕様、装備(シングルシートカウル除く)に加え、専用装備としてETC2.0車載器が標準装備される。

 

国内希望小売価格(消費税10%込み)

<商品名、エンジン、価格(円)>
– Hayabusa 25周年記念モデル、4サイクル 1,339cm3、2,211,000

 

*価格(リサイクル費用を含む)には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。

※1:インターネット上でスズキ関連商品を購入することができるウェブサイト。
※2 :ETC2.0車載器標準搭載車取扱店は、(株)スズキ二輪と契約している全国のスズキバイクショップ店711店(2023年6月現在)。一部取り扱いをしていない販売店がある。
※3:日程は変更になる場合がある。詳しくはスズキホームページ、S-MALLの応募ページを確認のこと。

 

 

[ハヤブサ25年間の歩み]

 

・1998年:ドイツ・インターモトで「Hayabusa(GSX1300R)」として発表。
・1999年:販売開始。
・2007年:二代目を発売。
・2014年:日本仕様を発売。
・2016年:インドでの生産、販売を開始。
・2021年:三代目を発売。
・2022年:累計生産台数20万台達成。

 

日本での主な受賞履歴

・日本デザイン振興会 2014年度グッドデザイン賞(二代目)。
・日本二輪車文化協会 第4回日本バイクオブザイヤー2021 小型二輪部門最優秀金賞。
・ヤングマシン マシンオブザイヤー2021 総合部門、ストリートスポーツビッグバイク部門1位。
・日本インダストリアルデザイン協会(JIDA) デザインミュージアムセレクション。

 

 

■(SUZUKI)Hayabusa 25周年記念モデルスペシャルサイト(英語)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。