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2020年6月11日【エネルギー】

ホンダ、クラリティ フューエル セルの個人リースを開始

坂上 賢治

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 本田技研工業は「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」の個人ユーザー向けリースの取り扱いをHonda Carsの一部店舗にて6月11日(木)より開始した。(坂上 賢治)

 

 

同社は以前より、地球温暖化や化石燃料の枯渇といった課題の解決策として水素の可能性に着目。以降30年以上に渡り水素技術ならびに燃料電池自動車の研究・開発に取り組んできた。

 

その成果として2016年3月に発売したCLARITY FUEL CELLは、セダンタイプで他の競合車では実現できていなかった世界初の5人乗り乗車可能な居住空間を確保。自治体・企業向けへのリースを通じて、実際の利活用に係る意見・要望を収集。昨年12月に一部改良も施している。

 

 

 本田技研工業では「お客様の日常の使い方や走行性能などの各データの検証や、水素ステーションの拡充状況とお客様の使い勝手を踏まえた販売検討を進めてきたことから今回、個人のお客様向けにCLARITY FUEL CELLのリース取り扱いを開始いたします。

 

Hondaは2017年に掲げた〝2030年ビジョン〟のすべての人に“生活の可能性が拡がる喜び”を提供することの実現に加え、長年培ってきた水素技術を含めたカーボンフリー社会の早期実現に向けた取り組みを今後も継続・拡大させていきます」結んでいる。

 

 

なおCLARITY FUEL CELLの主な特徴は以下の通り

1.クルマとしての「普遍的価値」である実用性の高さと、時代の先端にふさわしい「先進的魅力」を備えたFCV。

 

2.CO2ゼロ。水のみを排出する、究極のクリーン性能で一充填走行距離約750km。※JC08モード走行パターンによるHonda測定値。SAE規格(J2601)の標準条件(外気温20℃、高圧水素タンク内の圧力10MPaからの充填)に基づいた充填作業におけるHonda測定値。走行距離は使用環境(気象、渋滞など)や運転方法(急発進、エアコン使用など)に応じて大きく異なる場合がある。

 

 

3.一回あたりの水素充填時間は、3分程度とガソリン車と変わらない使い勝手を実現。※SAE規格(J2601)の標準条件(外気温20℃、高圧水素タンク内の圧力10MPaからの充填)に基づいた水素充填作業におけるHonda測定値。水素充填圧および外気温により充填時間は異なる。

 

4.最高出力130kWの高出力モーターによる電動車ならではの静かで力強くなめらかなドライブフィール。

 

5.Honda独創技術により、燃料電池パワートレインの小型化を図り、ボンネット内に搭載。セダンタイプFCVとして世界初の5人乗りを実現。

 

 

<取り扱い販売会社>
水素ステーションのある都道府県の一部Honda Carsで取り扱いを開始。
2020年6月11日時点:35法人

取り扱い販売会社の詳細は下記にて
https://www.honda.co.jp/CLARITYFUELCELL/dealerlocator/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。