NEXT MOBILITY

MENU

2018年10月1日【アフター市場】

ジェームス、インショップの久慈店(岩手県)を新設

坂上 賢治

 自動車用品の販売とメンテナンスサービスを提供する専門店形態を「ジェームス」としてFC展開してきた株式会社タクティー(本社:愛知県名古屋市、社長:新井 範彦)は、自社とフランチャイズ契約を結んでいるトヨタカローラ岩手株式会社(代表取締役社長 塚原 安雅 )が新たに開設するインショップ型新店舗として10月6日に「ジェームス久慈店」を同社の岩手・久慈店内にオープンさせた。

 

このジェームス久慈店は、予てよりトヨタカローラ岩手・久慈店内に展開してきた「WelCOM(ウェルコム)」を「ジェームス」として衣替えしたもの。ジェームスの看板を掲げるトヨタ販売店内のインショップ形態店舗としては、今施策で3店舗目の拠点となっている。

 

 ちなみにウェルコムというのは、今から16年前の2002年頃から販社のアフターマーケット戦略の一環として「well comunication」(より深いコミュニケーション)を合言葉に「故障修理」「車検・法定点検」を基礎サービスとして敷いた上で、オーディオ製品や車両のカスタマイズ用品を積極的に品揃え。

 

写真は2002年8月23日当時、新サービス拠点「WelCOM(ウェルコム)」を設けたトヨタカローラ名古屋の日進・竹の山店。 

 

さらに鈑金塗装に関わる簡易型のキズ・ヘコミとり「KIZUNAX(キズナックス)」等のボデーケア商品を安価で提供すること等で、トヨタ販社を地域の専門店と競合させ、消費行動が分散し勝ちだった当時のカーユーザーを販社の商流に囲い込む顧客防衛策の一環として展開していた。

 

トヨタカローラ名古屋の日進・竹の山店は、写真の1階がカー用品店「WelCOM」2階はショールームとモータースポーツファンに向けた「GR Garage」となっている。

 

 そんなことからトヨタが、ウェルコム店舗網を全国各地に展開させようとした当初は、商品販売やサービス価格と連動するポイント制度の打ち出すなど積極的な会員獲得策も相次いで繰り出していた。

 

しかし昨今のカーユーザーが自動車に求めるニーズの変化は、この10年程の期間で大きく変化。トヨタとしては「WelCOM(ウェルコム)」から「ジェームス」への切り替えで、今後の販社のアフターサービスのあり方について再検討に入ったものと見られる。

 

 

 今回、ジェームスとなった店舗内構成は商品棚本数を増やし、コンパクトな売場でありながら充実した品揃えに務め、新車販売時にセールス可能なオプション装備やパーツを提案する他、身近なタイヤ・オイル・バッテリーなどの消耗品を取り揃えている。

 

さらに陳列製品に昨今売れ筋のドライブレコーダーを準備する他、家族利用で重宝される車内の快適アイテムなどを取り揃えるなど、地場のクルマ生活に寄り添うサービスづくりと店舗づくりを目指していく構えのようだ。

 

なおオープンセールは10月6日(土)から10月8日(月・祝)までの期間で実施。数量限定の特価商品を用意した他、家族で楽しめるじゃがいもつめ放題イベントなどを実施・展開した。ジェームスの店舗網は、この久慈店の出店によって32の都道府県下で90店舗目の拡張を果たしている。

 

店舗名:ジェームス久慈店
開店日:平成30年10月6日(土)
所在地:岩手県久慈市長内町第34地割10-1
連絡先:TEL / 0194-53-6145 FAX / 0194-52-2290
延床面積:166㎡(50坪)※ジェームス店売場
商品棚数:53本※ジェームス店売場
ピット台数:5台(販売店と共用)
営業時間:9:00-19:00

 

( MOTOR CARSから転載  )

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域の取材活動を経て同社出版局へ。コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に環境&リサイクル紙、車両ケア&整備ビジネス専門誌等の創刊誌編集長を歴任。独立後は一般誌、Web媒体上でジャーナリスト活動を重ね30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。