NEXT MOBILITY

MENU

2024年5月9日【一部改良】

レクサス、「LM」に6座仕様車を追加

坂上 賢治

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

LEXUS LM 500h(ソニックチタニウム)

 

LEXUSは5月9日、「LM」の国内仕様のラインアップに6座仕様車の“version L”を追加設定し、全国のレクサス店を通じて発売した。

 

初代LMは主に中国やアジア地域でのショーファードリブンMPVの需要に応えるために、2020年に販売を開始。その4座/7座仕様は幅広い顧客に受け入れられた。

 

 

そんなLMは、2023年のラグジュアリーマーケットに於ける価値観の変化を受け、車名が意味する「ラグジュアリームーバー」としての価値や存在意義をあらためて見直し、全面刷新した。

 

乗員はノイズや不快な振動を気にすることなく、車内での時間をゆったりと過ごすことができるようにし、更にドライバーは素直で正確な操縦性などにより、乗員に気を遣うことなく運転の楽しさを実感できるようになっているという。

 

 

エクステリアデザインは存在感があるLEXUSのデザインランゲージに沿ったもの。インテリアデザインは、前席周りは運転に集中できる機能性と、後席はゆったりと過ごせる広さと仕立てのいいシートやトリム、加えて様々なな装備も用意した。

 

今回、新たに追加する6座仕様車の“version L”は、“EXECUTIVE”同様に「素に戻れる移動空間」をコンセプトに開発。クルマとしての素性を徹底的に鍛え上げ「対話のできる走り」を追求した他、運転する楽しさと、乗り心地や静粛性を両立したとしている。

 

特に6座仕様車では、ビジネスやプライベートを含む様々な利用シーンを想定し、開放感と見晴らしに配慮しながら、多人数乗車でもパーソナル感を尊重したリラックスできる室内環境づくりに力点を置いたと説明している。

 

 

より具体的には、人間中心の考え方に基づいた精緻なつくり込みを行い、広く心地よい空間を水平・垂直を基調としたシームレスなデザインテーマで表現。リビングのようにくつろげる世界観を追求した。

 

6座仕様車は、大人6人の定員乗車でもゆったり座れるよう、前後左右の乗員との距離を十分に確保。開放感・見晴らしに配慮しながら、前後左右に広がりのあるトリムやオーバーヘッドコンソールを配し、多人数乗車でもパーソナル感を尊重した空間を追求した。

 

2列目シートには左右席それぞれにマルチオペレーションパネルを装備、後席オーバーヘッドコンソールは3列目シートからの使用性にも配慮。助手席のヘッドレストは前方可倒、上下調整が可能。後席の開放感と見晴らしに配慮した、より快適な空間づくりに寄与する。

 

 

乗員に最適な車内環境の実現をサポートする「リヤクライメイトコンシェルジュ」は、エアコン/シートポジション/サンシェード/照明などを統合制御。4種類のプリセットモード(Dream/Relax/Focus/Energize)に加え、乗員の好みに応じてカスタマイズできるモードも用意し、より快適な空間を提供できるようにした。

 

インテリアカラーには、「ソリスホワイト」と「ブラック」を設定。「ソリスホワイト」にはカッパー色のアクセントを加え、華やかさの中にも心地良さが感じられる、モダンプレミアムな世界観を表現しました。「ブラック」は、黒の中にダークグレーを加えて、ニューフォーマルな世界観を表現した。

 

またリヤ席スライドドアトリムには、コントロールパーフォレーションを施した表皮を採用。精緻にグラデーション配置した現代的な柄のパンチングから、レイヤー構成の金属調加飾を透かせることで、先進且つモダンな世界観を表現した。

 

LM500h“version L” 主要諸元
全長 :5,125mm
全幅 :1,890mm
全高 :1,955*1mm
ホイールベース :3,000mm
パワートレーン :2.4L直列4気筒ターボハイブリッドシステム[eAxle]
タイヤサイズ :17/19インチ
車両重量 :2,440kg
*1 17インチタイヤ装着車は1,945mm

 

メーカー希望小売価格(単位 : 円)
モデル名:LM500h “version L”
エンジン:T24A-FTS
トランスミッション:Direct Shift-6AT
駆動:AWD
価格(10%消費税込み):15,000,000
* 北海道地区のみ価格が異なる。リサイクル料金は含まれない。

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。