NEXT MOBILITY

MENU

2019年3月12日【環境/エネルギー】

新明和に聞く、塵芥車製造のトレンド【2019NEW環境展】

NEXT MOBILITY編集部

 

 

輸送機器・産業機器製造を手掛ける新明和工業は、2019NEW環境展(3月12日〜15日・東京ビッグサイト)にて、同社が製造するごみ収集用の小型塵芥車「G-RX」の新型を展示した。

 

 

 

新明和工業は、1920年の創業から98年以上の歴史を誇る輸送機器・産業機器の製造メーカーだ。航空機部品から特装車まで幅広い分野に製品を提供する同社では、塵芥車においても業界シェア約6割を誇るトップメーカー。その代表的車両が今回新製品を展示したG-RXだ。

 

 

2005年に、当時の富士重工(現・スバル)と共同開発した同モデルは、2〜4トン車級の回転板式塵芥車。

 

回転板式とは、ごみを車体後部の積載設備に収納する際に回転板を用いることで、ごみや汚水の飛び散りや戻りを防ぐ構造を採用。特に、家庭ごみの収集に最適なタイプだ。

 

 

2〜4トン級トラックに積載設備を設置する小型タイプの同モデルは、市街地での取り回しがいいばかりでなく、優れた積載性能や積込性能、高いメンテナンス性や安全性などで評価を得ているロングセラーモデルだ。

 

なお、同モデルを共同開発した富士重工(当時)は、2012年に塵芥車の生産を終了、環境車両事業を新明和工業に譲渡している。発売から14年以上もの間生産され続けている同モデルは、その意味で、開発時以降も様々な機能に2社が持つ技術が生かされていることが覗える。

 

 

余談だが、塵芥車にはプレスプレートでごみを積載整備内に押し込むプレス式もあり、ペットボトルや紙類など汚水が出ないごみの回収車両に使われることが多い。また、大型トラックや軽ダンプなどをベースとすることで、大容量の積載能力を実現し多量のごみを収集する際にコスト削減などを実現する。

 

1 2 3
CLOSE

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。