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2021年5月27日【アフター市場】

MIC、中古車に関する意識調査を実施

NEXT MOBILITY編集部

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 MICは5月27日、同社が運営する月々定額制の中古車マイカーリース『定額ニコノリパック 中古車』を通して、全国の男女442人に中古車に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。

 

 

◾️調査背景

 

 

コロナ禍が長期戦となる中、感染と将来への不安から「車で移動したい」「車の出費を抑えたい」、「できるだけ手元にお金を残しておきたい」という需要が増え、中古車の販売が伸びている。昨今では、オンライン販売の動きも加速している。

 

 

そこで同社では、これまでに中古車を購入したことがある全国の20代以上の男女に中古車に関する意識調査を行い、中古車の購入予算、維持費の目安、欲しい中古車のタイプや色、購入する際に重要視すること、購入前後で心配に感じたことの傾向を明らかにした。あわせて中古車をオンライン販売で購入することに対する意見調査も実施している。

 

 

それによると、要旨は以下の通りとなっている。

 

 

◾️調査結果サマリー

 

~中古車の購入に関して~

 

・予算は90万~100万円までと考える人が多い
・軽自動車やコンパクト・ハッチバックといった、小型の車を選びたい方が半数以上
・中古車購入で重要視することは、価格と走行距離
・中古車購入で目安とする走行距離は5万Km
・購入前、一番の気がかりは、事故車ではないかということ
・購入後は、すぐに故障しないか・故障してしまった場合の補償が気がかり
・女性は、店員の信頼感や接客態度など男性よりも心配事が多い傾向

 

 

~中古車を通販で購入することに関して~

 

・抵抗感がないと回答した人は半数以上(56%)

 

 

各質問事項に対する要旨は以下の通りとなっている。

 

 

◾️問1 次回中古車を購入するとしたら、予算はどのくらいですか? (単数回答)

 

 

・中古車購入予算は、90万~100万円までと考える人が多いという結果に。

 

 

 

 

◾️問2 車の維持費として、月間平均いくらまで出費してもいいと思いますか? (単数回答)

 

 

・車の維持費は半数近くの方が1万円までに抑えたいという結果になった。

 

 

 

 

◾️問3 次回中古車を購入するとしたら、どのボディタイプを選びますか? (単数回答)

 

 

・中古車購入をする場合、軽自動車やコンパクト・ハッチバックといった、小型の車を選びたい人が半数以上という結果に。

 

 

 

 

◾️問4 次回中古車を購入するとしたら、何色のボディカラーを選びますか? (単数回答)

 

 

・ホワイト33.2%、シルバー21.4%、ブラック18.5%、この3色で7割を占めた。

 

 

 

 

◾️問5 中古車を購入する際、重要視することはなんですか? (複数回答)

 

・中古車購入の際には、価格と走行距離を重要視するという結果が多数。

 

 

 

◾️問6 中古車を購入する際、目安にする走行距離はありますか? (単数回答)

 

・中古車購入時、目安とする走行距離は5万Km以内とする方が7割以上という結果になった。

 

 

 

 

◾️問7 中古車の購入前に心配なことはありましたか? (複数回答)

 

 

・購入前には、事故車ではないかということが一番の気がかりとなっているという結果に。女性は、店員の信頼感や接客態度についてなど男性よりも心配事が多い傾向がありった。

 

 

 

 

◾️問8 中古車を購入後、使用していて心配なことはありますか? (複数回答)

 

 

・購入後は、すぐに故障しないか・故障してしまった場合の補償を気にする傾向にある。

 

 

 

 

◾️問9 中古車を購入後に実際に困ってしまった経験があれば、その経験談を教えて下さい。

 

 

全体の87%の人が、中古車を購入後に実際に困ってしまった経験はないと回答。

 

 

<中古車を購入後に実際に困った経験があった人の声(一部)>

 

 

・買ってすぐに故障してエンジンがかからなくなり購入店に連絡したら保証は無いと言われ廃車にした。(50代男性)
・鍵のリモコンが使えなかった。買って1か月以内にバッテリーが弱っていて買い替えざるを得なくなったその時に調べてもらったらエンジンベルトもへたっていて交換を余儀なくされた。(40代男性)
・タバコの匂いが酷かった。(30代女性)
・思っていたよりエンジン音がうるさかった。(30代女性)

 

 

◾️問10 中古車を通販で購入することに、抵抗がありますか?抵抗がある方は、理由を教えて下さい。

 

 

全体の56%の人が、中古車を通販で購入することに抵抗感が無いと回答。抵抗があると答えた人の主な理由として、「現物が見られない」「どんな業者が売っているのかわからないので信用できない」「においなど細かい使用感が画像では確認できない」「情報どおりか」「試乗ができない」などの内容があがった。

 

 

<抵抗があると答えた人の声(一部)>

・実物を見ることができないので、書かれていることが嘘か本当か確かめられないこと。(50代女性)
・写真等だけでは心配であり、担当者から直接話しを聞きたいから。(60代男性)
・故障しているものではないか、すぐに故障するのではないかが不安。(30代男性)
・写真など沢山載せられているが、実際に見ることが出来ないし、何かあった時(初期段階)の対応をどうすれば良いのかを考えると、やや抵抗感がある。(50代男性)

 

 

◾️問11 車を購入後に、費用がかさむと思うのはどの費用ですか? (複数回答)

 

 

・車購入後の費用でかさむと考えているのは、車検費用68.1%が1位となった。

 

 

◾️問12 車検・税金などの維持費が月々のリース料金に含まれている「カーリース」をご存じですか?(単数回答)

 

 

・「カーリース」というサービスの認知度は9割以上あったが、詳しく知っているという人は2割にとどまった。

 

 

 

 

【調査概要】

 

 

・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2021年4月19日~4月20日
・調査対象:これまでに中古車を購入したことがある全国20代以上の男女442人対象

 

 

 

 

◾️調査回答者の属性

 

これまでに中古車を購入したことがある全国20代以上の男女442人対象
・性別:男性73.8%/女性26.2%
・年代:20代3.2%/30代7.5%/40代18.1%/50代34.6%/60代28.9%/70代以上7.7%
・婚姻:未婚25.1%/既婚74.9%
・職業:公務員5.0%/経営者・役員4.3%/会社員(事務系)14.7%/会社員(技術系)14.7%/会社員(その他)15.6%/自営業10.6%/自由業1.6%/専業主婦(主夫)9.7%/パート・アルバイト11.5%/学生0.5%/その他11.8%

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。