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2022年9月15日【自動車・販売】

MINI、特別仕様のレゾリュート・エディションを追加

坂上 賢治

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伝統的なハッチバック・モデルベースの特別仕様車

 

ビー・エム・ダブリューは9月15日、通常モデルには無い装備を加えた特別仕様車「MINI Resolute Edition(レゾリュート・エディション)」を、MINI 3 Door(スリー・ドア)、MINI 5 Door(ファイブ・ドア)、MINI Convertible(コンバーチブル)に設定。全国のMINI正規ディーラーから販売を開始した。車両の納車は、今秋の10月以降を予定している。( 坂上 賢治 )

 

 

英国ブランドのMINIは、2002年からBMWグループでの開発・製造・販売が行なわれているものの、独特のゴーカードドライビングなど英国時代のテイストが引き継がれてきた。

 

そんなMINIには現在、MINI 3ドア、MINI 5ドア、MINIコンバーチブル、MINIクラブマン、MINIクロスオーバーの5つのモデル・バリエーションがある。

 

 

ツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンに専用のボディ・カラーの組み合わせ

 

その中で、今回の設けられた特別仕様車「MINIレゾリュート・エディション」は、MINIシリーズの基幹モデルのハッチバック・モデルがベースとなっており、MINI 3ドア、MINI 5ドア、MINIコンバーチブルの3つのモデルが存在する。

 

 

ちなみにMINIレゾリュート・エディションは、Resolute(リゾルト)が意味する「毅然とした・断固たる〜」を意図しており、その名前通り、MINIならではのオリジナル性、伝統的なスタイル、伝統を承継した自信やカリスマ性を表現したモデルであるとビー・エム・ダブリューでは謳っている。

 

 

そんなレゾリュート・エディションは、ツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載したMINI Cooper 3 Door、MINI Cooper S 3 Door、MINI Cooper 5 Door、MINI Cooper S 5 Door、MINI Cooper S Convertibleをベースに、専用のボディ・カラーに加えた特別仕立てとした。

 

 

外装はジョン・クーパー・ワークスの外装色レベル・グリーンがベース

 

具体的な仕様について、まずエクステリアは、ジョン・クーパー・ワークス・モデルのみ選択可能だったクラシックな外装色レベル・グリーンをベースとしている。対してルーフとミラー・キャップはレベル・グリーンとは対照的なペッパー・ホワイト(ブラック・ルーフ&ブラック・ミラー・キャップも選択可能)となっている。

 

 

ボンネット・ストライプ、ヘッドライト、ラジエター・グリル、リア・ライトのフレーム、サイド・スカットル、ドアとテールゲートのハンドルは、専用カラーのレゾリュート・ブロンズだ。

 

 

インテリアでは、ブラックパール ライトチェッカードのクロス レザレット・コンビネーション(MINI Yoursレザー・ラウンジ カーボン・ブラックも選択可能/但し、仕様変更は171,000円高となる)、ブロンズ・カラーのインテリア・サーフェスでドア・シル・プレートが特別仕様車である事を意識させる仕様とした。

 

一方で最新モデルに相応しく安全装備や運転支援システムでは、前車接近警告機能、衝突被害軽減ブレーキ、レーン・ディパーチャー・ウォーニング機能の他。クルーズ・コントロール、パーク・ディスタンス・コントロール(フロント&リア)や縦列駐車をサポートするパーキング・アシストなどは備えている。勿論、スマホ等と連携するインテリジェント機能も実装されている。

 

メーカー希望小売価格(消費税込)は以下の通り

モデル/希望小売価格(右ハンドル仕様)

MINI Cooper 3 Door Resolute Edition/¥ 4,400,000-

MINI Cooper S 3 Door Resolute Edition/¥ 4,660,000-

MINI Cooper 5 Door Resolute Edition/¥ 4,510,000-

MINI Cooper S 5 Door Resolute Edition/¥ 4,770,000-

MINI Cooper S Convertible Resolute Edition/¥ 5,140,000-

 

 

上記を含めたその他の装備は以下の通り
■ ボディ・カラー レベル・グリーン
■ ルーフ&ミラー・キャップ・カラー ペッパー・ホワイト(ブラック・ルーフ&ブラック・ミラー・キャップも選択可能)
■ 18インチ ホイール・パルス・スポーク・ブラック
■ Resoluteボンネット・ストライプ
■ Resoluteブロンズ・パーツ
■ ヘッドライト・リング
■ テールライト・フレーム
■ アウター・グリル・フレーム
■ エア・インテーク(Cooper Sのみ)
■ ドア・ハンドル
■ テールゲート・ハンドル
■ フューエル・キャップ(Cooper Sのみ)
■ サイド・スカットル
■ ブラック・テール・パイプ
■ クロス レザレット・コンビネーション ブラックパール ライトチェッカード(ニーロール&アーム・レスト ブラック)またはMINI Yoursレザー・ラウンジ カーボン・ブラックも選択可能
■ シート・ヒーター(フロント/左右)
■ ナッパ・レザー・ステアリング(Resoluteエンブレム入り)
■ インテリア・サーフェス Resolute
■ ドア・シル・プレート(Resolute専用デザイン& Resoluteエンブレム入り)
■ ヘッドライナー・アンスラサイト
■ ライト・パッケージ
■ アンビエント・ライト
■ ベロア・フロア・マット
■ ETC内蔵ルーム・ミラー
■ MINI ドライビング・モード
■ マルチ・ディスプレイ・メーター・パネル
■ スマートフォン・インテグレーション(Apple CarPlay)
■ MINI Connected
■ リア・ビュー・カメラ
■ パーキング・アシスト
■ PDCフロント&リア
■ ドライビング・アシスト(前車接近警告機能、被害軽減ブレーキ、レーン・ディパーチャー・ウォーニング機能)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。