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2018年9月20日【自動車・販売】

三菱ふそう、自社大型トラックにレベル2の自動運転機能搭載へ

NEXT MOBILITY編集部

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三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、ドイツのハノーバーで開催された国際モーターショー(IAA)で発表された、メルセデス・ベンツブランドの大型トラック「アクトロス」に搭載される「レベル2」の自動運転機能を、2019年からふそうの大型トラック「スーパーグレート」に搭載して発売する。

三菱ふそう・ロゴ

「レベル2」の自動運転システムは、ブレーキ、アクセル、およびステアリングを個別に制御。特定の速度でのみ作動するシステムとは異なり、アクティブ・ドライブ・アシスト(ADA)では、運転を部分的に自動制御する。

 

また、新たな要素として、アクティブ緯度制御機能のほか、レーダーとカメラから得られる情報を融合し、あらゆる速度で縦方向と横方向の動きを制御する機能が加わった。

 

●アクティブ・ドライブ・アシスト(ADA)

 

アクティブ・ドライブ・アシストは、ふそうで実績ある定速走行・車間距離制御装置をもとに構築され、ストップ&ゴー制御機能や、車線維持アシスト機能を備えている。

 

●アクティブ・ブレーキ・アシスト5(ABA5)

 

前方車を含む障害物への衝突の危険が迫った時に、必要に応じてフルブレーキ(急ブレーキ)を自動的に作動させ、ドライバーを支援するシステム。

 

ABA5では、新たにレーダーやカメラシステムと連携し、車両前方の空間をより正確に監視し、路上の歩行者への対応精度を向上させている。

ADAとABA5の「スーパーグレート」への搭載は、新型「メルセデスベンツ・アクトロス」への装備後、2019年に提供されると云う。

 

MFTBC代表取締役社長・CEOのハートムット・シック氏は、以下のように述べている。

 

「ふそうの自動運転システムを構成する部品と、メルセデス・ベンツ製乗用車の部品とは、8割が共通しています。このことは、ふそうがダイムラー・グループの一員であることの価値を日本のお客様に提供できることを明確に示しています」。

 

 

■(三菱ふそう)スーパーグレート:http://supergreat.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。