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2018年2月26日【新型車】

光岡自動車、旗艦車の新型ヒミコを刷新。2/23より発売へ

坂上 賢治

 

 

光岡自動車は、流麗な2人乗りオープンカーとして平成20年12月から同社らしいハンドメイドワークで制作・販売してきたHimiko(ヒミコ)のフルモデルチェンジを行い、東京都港区で記者団を集めて初披露。この平成30年2月23日より全国一斉発売を開始した。

 

このヒミコは、前モデルと同じく走行性能で高評価を得ている「マツダロードスター」をベースモデルに、独自のカスタマイズを経て完全オリジナルの光岡製のオープン・スポーツカーを生み出す手法は先代同様である。

 

 

しかし今回完全刷新となった新型ヒミコは、持ち前のロングノーズ&ショートデッキのプロポーションに磨きを掛け、先代モデル以上のクラシカル感溢れるオープン・2シーターらしいボディスタイルをさらに洗練させている。

 

そのアピアランスは、先代モデルよりもホイールベースを短縮しつつ、車体前後のオーバハングを拡大したもの。

その結果、クラシカルなボディスタイルを強調しつつも、先代ヒミコとはイメージの異なる「線が太く無骨」なスポーツカーらしい訴求イメージを強めた。

 

 

実はここ数年間に亘って光岡自動車は、ヒミコの海外販売台数の比率を着実に積み上げており、その仕向地はオープンカーが愛される英国を筆頭に、モナコなどの欧州全域に広がりつつある。

 

そうしたことから今刷新となった新型車両の開発にあたっては、欧州の中核エリアのエンスージアストの要望にも応えていくべく、走りの爽快さを1段も2段も高めるべく、基本設計の段階で、先代では持っていなかった「強さや懐の深さ」を想起させるイメージを新たに取り入れている。

具体的には、LED イルミネ ーションランプが組み込まれた押し出し感の強いフロントフェイス。さらにボンネットフード左右を包み込むフロントフェンダーには強い起伏感持たせてボリュームを高めた。結果、車格全体が1セグメント分上位に上がった様な印象を持たせるほどの力強いクラシカルシルエットを創り出している。

 

 

またそのシルエットは、ボディサイドからリアに向かうにつれ、セッションが低く狭く絞り込まれ、その末端に位置するリアビューランプは、一目でミツオカ車と判るオリジナルデザインで統一されている 。

またトランクフード末尾には、数多くのビンテージカーに見られる外付けトランクをイメージしたトランクボックス的な造形物を組み込むなど、昔懐かしい自動車旅の雰囲気も演出している。

 

 

車体の外寸では、前モデルよりもホイールベースを120mm短縮。しかし一方でフロントオーバーハングは140mm延長された。対してリアオーバーハングは15mm短縮。 全幅は10mm拡大したことでグラマラス感が強調された。前後重量配分は4 8 :52のバランスとしている。

 

今モデルからは機能性にも一層の拘りを見せており、例えば空力特性面ではフロントアンダーカバーとフェンダーサイドパネル内部を翼断面形状として、高速域でのダウンフォ ースを獲得。さらにフロント側から取り入れた空気をボディサイドからしっかり流すことで、操縦安定性の向上も狙っている。

 

 

なお車両生産にあたっては、従来車と同じく同社工場に於いて、一台一台、手間暇を掛けてハンドメイドで造り込まれる事に変わりなく、車格感が上がった印象を持たせながらも価格は500万円台の維持に努めており、光岡章夫社長によると事業上の採算面を考えると全く商売にならないクルマだと云う。しかし自社を代表するフラッグシップカーとして誇れるクルマであるから、今後もコツコツと丹精込めて作っていきたいと述べていた(MOTOR CARSより転載  坂上 賢治 )。

 

 

Himiko( ヒミコ )車輌概要
発売日:平成30年2月23日(金)
車輌寸法:全長4,580 mm、全幅1,740mm、全高1,235mm
ボディカラー全7色:エターナルブルーマイカ、アークティックホワイト、セラミックメタリック、ジェットブラックマイカ、 パッションレッドメタリック、マシーングレープレミアムメタリック、スノーフレイクホワイトパールマイカ

グレード及び車輌本体価格

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域の取材活動を経て同社出版局へ。コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に環境&リサイクル紙、車両ケア&整備ビジネス専門誌等の創刊誌編集長を歴任。独立後は一般誌、Web媒体上でジャーナリスト活動を重ね30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。