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2020年12月16日【アフター市場】

ナビタイム、自社APIに地域タクシーの料金出力機能を追加

NEXT MOBILITY編集部

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ナビタイムジャパンは、『NAVITIME API』において、「タクシー料金出力」機能を追加すると12月16日発表した。地域により異なる初乗り料金や加算料金に対応したルート検索が可能になる。この機能は、2020年12月23日より利用可能としている。

ナビタイム・ロゴ

『NAVITIME API』は、ルート検索やスポット検索、地図表示などの機能を、APIにて法人向けに提供するサービス。顧客の業務システムやWebサイト、スマートフォン向けアプリなどに簡単に組み込み連携させることが可能。

 

 

 全国のタクシー料金は、2019年12月に国土交通省により運賃改定が発表され、2020年2月よりタクシー料金の変更が25都道府県の48地域を対象に行われ、料金のほか初乗り距離や加算距離の変更が地域ごとに行われた。この改定に対応し、MaaSの移動手段の一つであるタクシーの情報を充実させることで、ナビタイムジャパンがAPI提供を通じて支援を行うMaaSに取り組む事業者のさらなる支援につながると考え、今回の対応に至ったとしている。

 

 

 「タクシー料金出力」機能は、出発地から目的地までのルート検索時に、ルート結果や所要時間、距離とともに、高速道路利用料金を含む、タクシー料金を出力する機能。タクシールート検索時のほか、ナビタイムジャパンの強みである複数移動手段を組み合わせた、徒歩+公共交通+タクシーのルートでも、タクシーを利用した場合の料金出力が可能。

 

 

 タクシー料金の算出においては、独自調査により収集した、各地域の初乗り距離、料金、加算料金、距離を設定し計算を行うようにすることで、地域ごとに異なるタクシーの料金計算に対応した、より正確な料金出力を可能とした。正確な料金出力に対応することで、利用者、特に営業支援や交通費計算業務を行う顧客の移動計画の作成に役立つとしている。

 

 

 ナビタイムジャパンは今後も、『NAVITIME API』で対応する移動手段や出力可能な情報の拡充を図ることで、顧客の業務効率化や、MaaSに取り組む事業者の開発支援に貢献していくとしている。

 

 

■「NAVITIME API」

https://api-sdk.navitime.co.jp/api/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。