NEXT MOBILITY

MENU

2019年6月10日【エレクトロニクス器機】

ルネサス、中国向け新技術開発で上海VWと共同研究所

NEXT MOBILITY編集部

 

 

ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は、6月10日、上海フォルクスワーゲンと中国・上海市安亭にオートモーティブ・エレクトロニクス共同研究所を設立したことを発表。

今後、中国の自動車市場に向けた次世代のデジタルコクピットや車載制御システムをはじめとする最新の車載用アプリケーションの研究開発を強化する。

 

 

上海フォルクスワーゲンは、1984年に設立された独フォルクスワーゲングループと中国自動車メーカーである上海汽車集団との合弁会社。2030年までの期限付きで、フォルクスワーゲン及びシュコダ・ブランドの車両製造などを行っている。

 

また、国内大手半導体メーカーであるルネサスは、自動車分野においては特に高性能マイコンやSoC(System on Chip)、車載ソフトウェアなどを得意とする企業。

 

今回の共同研究所は、そういった同社の知見と上海フォルクスワーゲンの研究開発力を結集するためのもの。

 

これにより、上海フォルクスワーゲンの次世代車載電子プラットフォーム開発に向けて、ソフトウェアモジュール開発やシステム統合の実現を支援し、中国の自動車市場の要求に応えていくことを目的としている。

 

 

 

ルネサス執行役員およびルネサス エレクトロニクス(中国)有限公司 董事長 真岡 朋光氏(写真右)のコメント。

 「私たちは、中国市場でのビジネスを強化し、自動車の設計にさらなる革新をもたらすため、上海フォルクスワーゲンとお互いの専門分野を組み合わせて協力できることを嬉しく思います。この共同研究所により、中国の自動車産業のための新しい技術革新を推進し、最先端の技術を追求してまいります。」

 

 

上海フォルクスワーゲンExecutive Director呉 慶文氏(ウ・チンウェン)氏(写真左)のコメント。

 「共同研究所の新設により、ルネサスと一層、連携を強化できると期待しています。ボディ制御などの分野に加え、デジタルコックピットやスマートコネクティビティなどの新しい分野での緊密なコラボレーションを通して、私たちは市場をリードするポジションを獲得できるよう、ハードウェアとソフトウェアのプラットフォーム開発を目指します。」

 

 

 

なお、同研究所は、中国現地時間の2019年4月15日に設立、既に活動を開始している。

 

 

CLOSE

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。