日産自動車は、1月31日、福福島県浜通り地域で提供するカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」の新たな拠点として、富岡ステーション（福島県双葉郡富岡町）を開設した。

また、浪江駅ステーション（2018年12月開設）に続き、浜通り地域で2つ目のステーション開設に伴い、「NISSAN e-シェアモビ」として初のワンウェイ（片道）運用を開始する。

ちなみに、浪江～富岡間は、現在もJR常磐線の不通区間になっている。

カーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」は、福島イノベーション・コースト構想推進機構の「福島イノベ交通ネットワーク実証事業業務」のプロジェクト「はまモビ」の受託に伴い、12月18日から福島県浜通り地域等での実証実験としての運用を開始。富岡ステーションは、「はまモビ」として2つ目のステーションとなる。

福島イノベーション・コースト構想（福島イノベ構想）は、東日本大震災及び原子力災害によって失われた浜通り地域等の復興・再生、新たな産業基盤の構築を目的とした、国家プロジェクト。

実証事業は、福島イノベ構想に関連する施設・拠点間や常磐線不通区間を結ぶ新しい交通ネットワークの形成、また、地域産業の集積と交流人口の拡大・推進を目的に実施されている。

富岡ステーションでは、ラウンドトリップ（往復利用）とワンウェイ（片道利用）各2台の計4台の「日産リーフ」を運用する。

また、今回の富岡ステーション開設に伴い、すでに浪江駅ステーションで運用を開始しているラウンドトリップの「日産リーフ」4台についても、ラウンドトリップ2台（24時間）、ワンウェイ2台（5:00-23:00）へと一部運用を変更する。

※ 実証実験期間中は、利用時間に応じての時間課金料金システムとなる。入会金、月額料金は無料。
※現在の「NISSAN e-シェアモビ」会員は、そのまま利用できる。

【参考動画】

■e-シェアモビ 浜通り専用サイト：https://e-sharemobi.com/hamamobi/