日産自動車は8月8日、「スカイライン NISMO」と、特別仕様モデル「スカイライン NISMO Limited」を発表した。販売はスカイラインNISMOが1,000台限定で9月上旬にWEBカタログ内からの応募を介して（￥7,880,400-と￥8,470,000-）。更にスカイラインNISMO Limitedは100台限定（抽選販売／応募締切2023年9月4日15:00／￥9,479,800-）で2024年夏に発売を予定。

スカイラインは2代目となるS5系から、グランドツーリングカーを象徴するGTの名称を冠している。今回発表したスカイライン NISMOは、そんなGTカーにNISMOのレーシングテクノロジーを活かした空力技術とシャシー技術を反映させた。なお同モデルは、フロントフェンダーに「GT」のエンブレム、そしてセンターコンソールには1,000台限定のシリアルナンバーを刻印したNISMOメタルエンブレムが配されている。

そんなスカイライン NISMOの主な特長は以下の通り。

エンジンは、GT500レース用エンジンに携わった開発者が、同じ開発設備を使ってチューニングを施し、最高出力を298kW（405ps）から309kW（420ps）に向上させた。また最大トルクも475N・m（48.4kgf・m） から550N・m（56.1kgf・m）へと大幅に向上させ、力強く伸びのある加速を実現したという。

専用チューニングが施されたエンジンにNISMO専用のAT変速スケジュールを加味。リアタイヤの幅を20mm拡大させ、リム幅を広げたNISMO専用エンケイ製19インチアルミホイールに専用開発の高性能タイヤを履かせた。

このタイヤに合わせて、サスペンションとスタビライザーも専用チューニングを施した。ブレーキにも耐フェード性に優れる摩擦材を採用した他、ABS制御を再構築し制動距離も短縮した。

エクステリアでは、前後のバンパーとサイドシルカバーを「スカイライン NISMO」専用パーツとして開発し、細く鮮やかなレッドアクセント、NISMO専用フォグランプ、NISMOエンブレムなど、新世代のNISMOロードカー共通の要素に仕立てた。

インテリアは、400Rの質感を維持しつつ全体を黒基調で統一した。コックピット周りでは、レッドセンターマーク付のNISMO専用本革巻ステアリングをはじめ、280km/hスケールのスピードメーター、NISMOロゴを配したレッドリングタコメーターを採用。

NISMO専用チューニングのRECARO製スポーツシートは、黒を基調に赤をセンターに配置し、急旋回時でもシート中心部に体圧が残るホールド性を確保させることに拘った。なおボディカラーは専用色のNISMOステルスグレーを含む全5色展開とした。ボディカラーは、ホワイトパール、NISMOステルスグレー、ダークメタルグレーの3色をラインアップしている。

全国希望小売価格（消費税込み）

＊NISMO専用チューニングRECARO製スポーツシート（前席）、NISMO専用リヤ固定式シート、カーボン製フィニッシャー（インストルメントパネル、センタークラスター、ドアトリム）が装着される。また「スカイライン NISMO」、「スカイライン NISMO Limited」は持込み登録でNMC扱いとなる。