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2024年3月21日【新型車】

日産、新型「インフィニティQX80」を発売

坂上 賢治

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3列すべてに最高の快適性とシームレスな利便性を提供

 

日産自動車は3月20日、北米・中国・ドバイなどの市場に向けて高級車ブランドINFINITIの新型QX80を発表した。

 

同モデルは、細部にまで拘ったスタイル、知的に統合されたテクノロジーとドライビング体験を提供。INFINITIのフラッグシップモデルとして3列全ての乗員に向けて快適性、利便性、最新鋭テクノロジーを提案する。

 

 

エクステリアデザインは、「Artistry in Motion」を体現。車体の前面にINFINITIを象徴した新デザインシグニチャーのダブルアーチグリルを取り入れ、より立体的なINFINITIエンブレムを引き立て日本のおもてなしを体現する「INFINITI Light Path」を採用した。

 

インテリジェントキーを持ってクルマに近づくと、フラッシュドアハンドルが自動的に出現すると共に、フロントのINFINITIエンブレムやヘッドライトのLEDによって、乗員をお迎えする光の演出を行う。

 

 

日常をシンプルにするために考え抜かれた最新技術

 

インテリアは、ダッシュボード上に14.3インチのディスプレイが2個搭載されている。最新のINFINITI in Touch®システムにはGoogle built-inを搭載し、Google MapやGoogle Play、Google Assistantなどを利用することが可能、より快適なドライブ空間を提供する。

 

また、センターディスプレイの下部にある9インチのタッチスクリーンでは、空調機能や運転モードの選択が可能。加えてセグメント初のテクノロジーである「バイオメトリック クーリング」が2列目を快適な温度に保つ。更に天井に組み込まれた赤外線センサーが乗員の体温を検知し、温度と風量を調節して2列目に快適な空気を送る。

 

 

世界初の技術となる「フロントワイドビュー」は、車体前方側面の様子を2個の14.3インチディスプレイに表示する技術。加えてフード部分が透過して前方を確認できる「インビジブル フード ビュー」や、フロントカメラの映像を写真やビデオとして記録し、SNS等にシェアできるジャーニー ダイアリー機能など、革新的なカメラ技術を搭載している。

 

フルサイズのラグジュアリーSUVセグメントでは初となる「クリプシュ®プレミアムオーディオシステム」も搭載。ダッシュボードとドアに埋め込まれた64色から選べるアンビエントライトは、より印象的で気分に合わせて室内の雰囲気を変えることが可能だ。

 

 

新開発3.5リッター ツインターボエンジンにより力強い走りを実現

 

パワートレインは、VR35DDTT 3.5リッターツインターボエンジンを搭載し、最高出力は450ps、最大トルクは516lb-ft。トランスミッションはギアレシオを40%拡大した9速ATを組み合わせ、優れたレスポンスと高い燃費性能を実現した。

 

併せて、新型「QX80」には電子式エアサスペンションとダイナミックデジタルサスペンションを採用。エアサスペンションは走行シーンに合わせて車高調整が可能です。通常走行時は車高を下げることで空力性能を確保し、乗員の乗降時は更に車高を下げて乗り降りや荷物の載せ降ろしを容易する。

 

 

そしてオフロード走行時は通常よりも車高を2.4インチ上げることで高い走破性を確保。ダイナミックデジタルサスペンションは、車両の動きに合わせ電子制御でダンパーの減衰力を自動調整する。

 

骨格は従来に比べ横剛性を58%向上したフレームにより、快適な乗り心地と優れたハンドリングを実現。ねじり剛性を300%向上した電動パワーステアリングラックの採用により、高度な運転支援技術の搭載を可能とした。

 

 

最後に新型「QX80」には様々な運転支援技術に加え、ININITIとして初となる、高速道路に於いてハンズオフドライブを可能とする「プロパイロット アシスト 2.1」を搭載。販売は今夏以降米国でリリースされる予定。メーカー希望小売価格は$82,450-からとなる。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。