NEXT MOBILITY

MENU

2018年11月26日【新型車】

日産、高規格準拠救急車「パラメディック」をモデルチェンジ

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

日産自動車は 11月26日、高規格準拠救急車「パラメディック」をフルモデルチェンジし、11月末より、全国の消防本部・救急指定病院に納車を開始する予定と発表した。

 

 

「パラメディック」は、傷病者の救急活動をサポートし、搬送途中での高度な応急措置を可能とするための余裕ある室内空間と機能的なレイアウトを兼ね備えた、高規格準拠救急車だ。

 

 

今回のフルモデルチェンジでは、新たに「NV350キャラバン」スーパーロング、ワイドボディをベースに高規格準拠救急車専用の開発を実施。

 

超ハイルーフにより実現したゆとりの室内空間に加え、優れた車両取り回し性能による運転のしやすさにより、迅速な救命救急活動に最適な環境を提供するという。

 

 

エクステリアは、ヘッドランプとリアコンビランプをLED化すると共に、周りを走る一般車両からも一目で救急車と分かるように、前方だけなく、両サイド・後方からもLED主警光灯がはっきりと見えるデザインとした。

 

 

また、狭い道路や駐車時など、ドライバーが目視しにくいクルマの周囲の状況確認をサポートする、アラウンドビューモニターをオプション設定している。

 

 

 

「パラメディック」の主な特長は以下の通り。

 

1,救命救急活動がしやすい広々とした患者室

●通路幅を400mm以上確保することで、救急隊員3名が乗車してもスムーズに患者室内の移動が可能

●室内の空気を浄化する「プラズマクラスター®」搭載リヤクーラー・リヤヒーターや、汚れた時に消毒用アルコールで拭き取りが可能な防水シートなどを採用し、衛生面にも配慮した患者室

●付添人は3名まで同乗可能

 

 

2,使いやすい資器材配置

●患者室内に観察モニター、除細動器、輸液ポンプ、人工呼吸器、電動吸引器など、各種医療資器材を機能的に配置することができ、より迅速な救命救急活動をサポート

●右側スライドドアを設け、各種収納庫を設置。車外から容易にアクセス可能な収納量を増大するとともに、重量物である酸素ボンベを配置することで、交換時の作業性を大幅に向上

 

 

3,優れた車両取り回し性能

●最少回転半径6.0mにより、狭い道路でも高い機動性を発揮

 

 

<東京地区希望小売価格(消費税込み)>(単位:円)

車種

駆動

エンジン

ミッション

乗車定員

価格

パラメディック

4WD

QR25DE

5AT

8

1456万9200

東京地区希望小売価格は参考価格

 

 

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。