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2022年12月2日【新型車】

ジープ・アベンジャー、1stエディションの欧州受注開始

坂上 賢治

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ジープブランド(ステランティス傘下)初の電動SUV「Jeep Avenger( ジープ・アベンジャー )」の欧州に於ける受注が12月1日に開始された。一昨月の10月17日に呼び掛けられた事前予約では1万台超の予約を獲得( 約1ヶ月間 )。今回のファーストエディションの受注開始は、これを受けての事だ。( 坂上 賢治 )

 

先のパリモーターショーでの世界公開以来、オンラインを介した約10,000人がこのクルマのステアリングを握る事を夢見て納車を待っている。また同車は、1月のブリュッセルモーターショーで授与される〝カー・オブ・ザ・イヤー2023〟の最終選考リストに載っている7台のクルマのなかの1台でもある。

 

 

それがこの12月1日からイタリア、フランス、ドイツ、スペイン、ベルギー、ルクセンブルグ、オランダ、オーストリア、ポルトガル、ポーランドに於けるジープ販社のショールームに赴いて予約出来るようになった。

 

車両価格は標準仕様で39,500ユーロ、サブスクリプション型リース「Jeep First Ride」の月額料金は249ユーロだ。最初の出荷が始まるのは、来年2023年の第2四半期からとアナウンスされている。

 

 

まなおイタリア、フランス、ドイツ、スペイン、ベルギーでは、オンライン販売でも受注予約が行える。購入希望者はデジタル上で簡単に車両をカスタマイズして注文を完了させる事が出来る。

 

全長でレネゲードより160mm短い4080mmと、BセグメントSUVに属するアベンジャーの車両仕様は、イタリアとスペインでのみ1.2リッターターボチャージャー付きエンジンを搭載したモデルも選択出来る。

 

 

FWDのフル電動車は、最高出力115kW( 156ps )、最大トルク260Nmを発揮するエモーター( ステランティスと日本電産ルロア・ソマーホールディングの合弁会社 )が開発した第2世代の400Vモーターを搭載。54kWhのバッテリー容量を持ち392〜390kmの航続距離( WLTPサイクルでの暫定値 )をマークする。

 

 

車体は牽引フックを備え、最低地上高は200mm超でアプローチアングル21度、デパーチャーアングル34度、ランプブレークオーバーアングル20度とジープブランドに相応しいアピアランスを持っている。

 

その他の車両装備上でのオプション選択肢は サンボルケーノルーフやグラナイトボルケーノルーフを筆頭にオールボルケーノカラーの設定など。移動途中の充電に関しては、欧州内30万箇所以上を利用する環境下で複数のクレジットプランが選択出来る。

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。