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2020年11月17日【CASE】

パーセプティン、浜松で小型ロボットタクシーの公道実証

NEXT MOBILITY編集部

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macniCAR-01

 

erceptIn Japan(以下、パーセプティン)は11月17日、浜松市が主宰する「実証実験サポート事業」の支援を受けて、マクニカ(本社所在地:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将)と共同で、独自コンセプトによるマイクロ・ロボットタクシー Mopiの、初めての公道実証実験を静岡県浜松市天竜区水窪町で実施することを発表した。

 

 

マイクロ・ロボットタクシー Mopi(以下、Mopi)は、自動運転のEVを使用した低速の近距離移動のためのタクシーサービス。ラストワンマイル問題を抱える地域の人々の(権利としての)、人々による(自律的な)、人々のための(持続可能な)新しいモビリティの実現を目指す。

 

 

Mopiの特徴は以下の通り。

 

・マイクロ(近距離移動):公共交通の補完
・ロボット:運転手不足の解消、コスト軽減
・タクシー:いつでも目的地にまっすぐ行けるので便利
・低速走行(時速20km以下):歩行者に優しい
・EV:環境に優しい
・低価格の自動運転車:地域に必要な台数の車両を導入できる

 

 

超小型モビリティの認定を受けた実績がある、タジマEV(本社所在地:東京都板橋区、代表取締役会長兼社長/CEO:田嶋 伸博)の「タジマ・ジャイアン」を、タジマEV、マクニカ、パーセプティンの三社で、PerceptIn DragonFly 自動運転ソリューションによって自動運転化、「macniCAR-01」を開発。軽自動車のナンバーを取得し、今回の運行地域限定での公道走行を可能にした。

 

 

実証実験は、「自動運転レベル3 + 遠隔操作及び監視」による社会実装に向けたステップとして、実際にラストワンマイル問題を抱える浜松市の中山間部の水窪地域において公道実証実験を行い、利用者の意見収集、及び運用における課題を明確化することを目的とする。

 

 

■自動運転レベル3 + 遠隔操作及び監視による社会実装
高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部の官民ITS構想(2020.7.15)のロードマップには、2020~2022年頃に遠隔操作及び監視有りの自動運転による、混在空間(生活道路等)における低速の小型モビリティサービスを開始すると記されている。

 

 

■実証実験の概要
– 日時:11月21日(土)~24日(火)の4日間
– 時間:9時~12時、13時~15時
– 走行ルート:天竜区水窪町市街地旧道約2キロの区間

 

走行ルート

 

– 詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000049248.html

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。