NEXT MOBILITY

MENU

2024年5月13日【自動車・販売】

独・ポルシェAG、HV搭載911の市販準備完了を報告

坂上 賢治

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

ニュルブルクリンクで先代モデルのタイムを8.7秒短縮

 

独ポルシェAGは、ハイブリッドドライブを搭載した初のポルシェ911の販売準備が整ったことをアナウンスしている。同社によると広範な開発とテストのプログラムを経て、パフォーマンス重視のハイブリッドドライブを搭載した新型911の市販準備が整ったとしている。

 

 

同報告にあたってポルシェAGで911および718モデルライン担当副社長を務めるフランク・モーザー氏は、「当社のアイコンが61年の歴史上で初めて、ハイブリッドドライブシステムを市販モデルの911に搭載します。

 

この革新的なハイブリッドは911を更にダイナミックなものにします。私達は、ドバイでのテストの最終段階など、極寒の寒さから灼熱の暑さまで様々な事態を想定して、世界中のあらゆる条件下でテストを行いました。

 

新型911は、ドライブトレインの負荷が高い峠道の過酷な状況でも、あるいはストップ&ゴーの多い市街地の交通環境でも、最も困難な課題を見事に克服しています。

 

当社のエンジニアとテストドライバーは、合計500万km以上の開発走行を積み重ねてきています」と述べている。

 

 

 5月28日の22:00(日本時間)にデジタルワールドプレミア

 

また併せて同車の開発に携わったヨルグ・ベルグマイスター氏(ポルシェのワークスドライバーとして活躍、2003年にはデイトナ24時間レースで勝利したポルシェのアンバサダー)は、「911の開発に於いて、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでのテストとチューニングは常に特別な意味がありました。

 

パフォーマンステストの過程で先代モデルを8.7秒上回る7分16秒934のラップタイムを記録しました。テスト車両は、標準ロードタイヤに加え、数世代前からオプション設定されている高速走行時のダウンフォースを高める固定式リアウイングを備えたエアロキットを装着しています。

 

新しい911はサーキットでもかなり速くなりました。グリップの向上、パワーの大幅な増大、そしてパフォーマンスハイブリッドの自然なレスポンスも大きなメリットです」と語った。

 

 

なお、新型ポルシェ911のワールドプレミアは、5月28日の22:00(日本時間)に同社のYouTube< https://www.youtube.com/@Porsche/featured >サイトや、LinkedIn<  https://www.linkedin.com/feed/update/urn:li:activity:7195711896673566720/ >などで公開され。その後、オンデマンドでの視聴が可能となる。

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。