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2019年11月1日【カーシェアリング】

豊島区とWILLER、池袋の街をEVバスで繋ぐ

坂上 賢治

 

 WILLER株式会社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役社長:村瀨茂高)は、駅・公園・「Hareza池袋」をはじめとする商業施設など池袋の主要スポットをつなぐ電気バス「IKEBUS(イケバス)」を11月2日(土)から運行する。

 

 

なお同車両は当初、貸切バスとして運行した後、11月下旬からは決まった路線を定期的に運行する路線バスとして本格的に走り始める。これを踏まえ11月1日には運行開始に先駆け、中池袋公園で出発式が行われた。

 

 出発式では、高野豊島区長による開会の挨拶の後、株式会社ドーンデザイン研究所の代表取締役、水戸岡鋭治氏、株式会社WILLERの代表取締役村瀨茂高氏、一般社団法人アートカルチャーまちづくり協議会代表理事の前田三郎氏、公益社団法人豊島区シルバー人材センター会長米倉義明氏が登壇。出発を記念したテープカットの式典終了後は、イケバス車両を使った試乗会が行われた。

 

 

そんなイケバス車が運行する池袋エリアは、2020年に向けて街全体が国際アート・カルチャー都市として大きく変わろうとしている。

 

その先駆けは「Hareza池袋」の2020年のグランドオープンで、さらにブリリアホール・中池袋公園・としま区民センターも先行オープン。まもなく池袋西口公園は野外劇場グローバルリングと共にリニューアルされる。

 

 また来る2020年春には、造幣局地区防災公園オープンが予定されている。そんな豊島区でイケバスは、単なる移動手段としてだけに留まらず、街に点在する様々な魅力あるスポットをシームレスに繋ぐ移動装置としての役割を担う。

 

これは市民や豊島エリアに集う訪問者の行動範囲の拡張と、さらなる回遊を促す事が目的だ。イケバスにより、街に活気と新たなコミュニケーション環境を生み、賑わいを醸成していきたいとしている。

 

 

 ちなみにイケバス車両は、低速電動ビークル「eCOM-10」をベースにした最高時速19kmの電気バスだ。電気バスであるため排ガスの排出がゼロで、車いすでも利用し易いよう、車両後部に電動リフトを装備した。

 

イケバス導入を促したWILLERによるバス停・制服含めたトータルデザインは、同社の京都丹後鉄道の観光列車「丹後くろまつ号」、特急列車「丹後の海」などの鉄道車両などを手掛けた水戸岡鋭治氏が手掛けたもので「利用者にとって、使い易く、分かり易く、楽しさを追求した移動空間」がコンセプトだという。

 

イケバス車両のメインターゲットは、先の通り豊島区に来るインバウンドなどの来街者も含まれる。運行は、曜日を問わず20分間隔として、池袋の地理に不慣れな観光客や高齢者、障害を持つ交通弱者も利用できるシステムとした。

 

 

 車内には豊島区の文化や季節に合わせたイベント情報などを映像で発信する車内のデジタルサイネージを装備。利用には通常の乗車運賃の他、3時間券・1日券・2日券など様々な券種が用意されている。

 

車両運行開始にあたりWILLERは「日本をはじめアジア・ASEAN で起きているさまざまな社会課題を日本および世界のスタートアップ企業とともにオープンイノベーションで解決していくことを目指していきます」と話している。

 

「IKEBUS」車両概要
【乗車定員】22名
【最高速度】時速19Km
【サイズ】全長5,165㎜、全幅2,105㎜、全高2,710㎜
【デザイン】ドーンデザイン研究所/水戸岡鋭治
【車両制作】株式会社シンクトゥギャザー
【運行会社】WILLER EXPESS株式会社
【貸切運行】
一般社団法人としまアートカルチャーまちづくり協議会へ要予約(電話:03-3983-2366) ※走行ルートは申し込み時に要相談。
【路線運行】
<運行時間> 始発10:00発~最終19:40発
<運賃> 1回券(a:200円、b:100円)、3時間券(a:300円、b:100円)、1日券(a:500円、b:250円)
、2日券(a:800円、b:400円) ※a:大人、b:子ども・高齢者・障害者
【特設サイト】https://travel.willer.co.jp/ikebus/ 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域の取材活動を経て同社出版局へ。コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に環境&リサイクル紙、車両ケア&整備ビジネス専門誌等の創刊誌編集長を歴任。独立後は一般誌、Web媒体上でジャーナリスト活動を重ね30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。