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2018年5月29日【自動車・販売】

ローム、液晶パネル向け安全機能付きチップセット展示【人くる2108】

NEXT MOBILITY編集部

 

 

電子部品メーカーのロームは、5月23日〜5月25日に開催された「人とくるまのテクノロジー展2018横浜」(神奈川県・パシフィコ横浜)にて、スピードメーターやサイドミラーの液晶パネル化に対応した、「高精細液晶パネル向け機能安全導入車載チップセット」を展示。そのデモ機を披露した。

 

 

最近注目されているスピードメーターやサイドミラー等の液晶パネル化。

特に、サイドミラーの液晶パネル表示は、車載用の小型カメラの高性能化や運転支援システムの高度化等に伴い、今後採用事例が増えていく傾向だ。

 

だが、一方でそれらのデバイスに不具合が生じた場合は、重大な事故につながる可能性もある。そこで、同社がグループ企業の半導体メーカーであるラピスセミコンダクタと共同で開発したのがこのチップセットだ。

 

セットは、最高級のHD/FHDクラス高精細液晶パネルを駆動するゲートドライバ、ソースドライバ、タイミングコントローラ(T-CON)、それらを最適に動作させるパワーマネジメントIC (PMIC)、ガンマ補正ICで構成。

注目は、想定される故障モードを相互に検出するための機能が盛り込まれていること。展示ブースに設置されたデモ機には、それら機能安全に関する表示を見ることができた。

 

 

スピードメーターの場合は、

 

 

不具合で通常の表示ができなくなっても、速度表示など必要最低限の情報と故障の警告画面を、ローム製デバイス側から映し出すことが可能。

 

 

液晶パネル型サイドミラーの場合、

 

 

不具合が生じても、ローム製デバイスで後方を写しつつ、液晶パネルの画面を赤くして異常を知らせることができる。

 

 

 

 

ブースでは、他にも、同社が開発した「フルSiCパワーモジュール」を採用したEV用のインバータも展示。

 

 

世界最高峰の電気自動車レース、フォーミュラーEに参戦中の「ヴェンチュリー・フォーミュラーE」チームのマシンに採用されているこのデバイスは、シリコン製やSIC+ダイオード等の従来からあるモデルに比べ、格段にインバータの軽量・小型化を実現する。

 

 

今後、市場の拡充や生産台数の増加が見込めるEV(電気自動車)の高性能化を実現するデバイスとして注目を浴びていた。



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松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。