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2018年12月3日【アフター市場】

京急とパーク24、三浦半島でレール&カーシェア開始

NEXT MOBILITY編集部

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京浜急行電鉄(以下、京急電鉄)とタイムズ24は、12月3日、沿線価値向上および三浦半島の活性化を目的に鉄道とカーシェアリングを組み合わせた移動手段として「レール&カーシェア」サービスを開始すると発表した。

 

 

今回開始する「レール&カーシェア」サービスは、「PASMO」で京急線の指定駅を利用した顧客が、指定駅付近のタイムズカープラス(カーシェアリング)を利用した場合、その利用料金を優待するサービス。

 

 

加えて、タイムズカープラスで京急電鉄が運営する施設や三浦半島の観光名所を訪れると、タイムズカープラスで次回以降に利用できる電子優待券「プラスeチケット」を付与する、「ドライブチェックイン」サービスも同時に開始する。

 

 

京急電鉄では、新たな三浦半島の過ごし方の提案として、2017年4月にサービスを開始した「みうらレンタサイクル」や、2017年10月からは「みさきまぐろきっぷ」のリニューアルにあわせて2階建てオープントップバス「KEIKYU OPEN TOP BUS」の運行を開始している。

 

 

また、タイムズ24は、駅や空港などの交通結節点の周辺へタイムズカープラス車両を配備し、観光地への移動手段としても利用できるような環境整備を推進。現在、全国47都道府県に約1万2000ステーション、約2万3000台を提供し100万名を超える会員が利用している。

 

そして、同社はそれらの中で、京急電鉄が保有する駅周辺駐車場についても、従来からタイムズカープラス車両を配備してきたが、今回の「レール&カーシェア」サービス開始に合わせ、今までの6駅16台から14駅29台へと規模を拡大する。

 

 両社はこれらの取り組みにより、今後も来訪者の回遊性を高め、沿線価値向上および三浦半島の活性化を推進していく方針だ。

 

 

参考資料】
■京急レール&カーシェア対象ステーションhttps://plus.timescar.jp/randc/keikyu/

 

 

■ドライブチェックイン対象施設 (https://plus.timescar.jp/campaign/keikyu201812/

 

 

 

■タイムズカープラス利用方法
1.携帯電話やパソコンなどで予約をしてカーシェアリングステーションへ
2.リアガラス等にあるカード読み取り部分に会員カードをかざし、車両のドアロックを解除
3.助手席の前のグローブボックス内にあるキーボックスから、クルマのキーを取り出す
4.通常のクルマと同じ操作方法で運転。返却は借りたカーシェアリングステーションへ

 

 

■タイムズカープラス料金体系

 

 

■タイムズカープラス利用料金優待方法
1. 指定駅までPASMOを用いて京急線で移動し、自動改札機をPASMOで出場
2. 対象のタイムズカープラス車両にて、「レール&カーシェア」優待手続きを実行

①通常と同じようにタイムズカープラス会員カードで個人認証し、エンジンを始動

 

②カーナビのTimesCarPLUSメニューから、「レール&カーシェア優待」を選択

 

 

 

③メッセージ確認後、車両カードリーダーに対象駅出場時に使用したPASMOをタッチする

 

 

④PASMOに対象駅を出場した当日の履歴があれば、自動的に優待料金へ変更される

 

 

■タイムズカープラス「ドライブチェックイン」利用方法

 

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。